A! と驚く僕の夢17 (ページ8)

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花火があったら（正門/、誠也/、丈/、（大吾/那波））17※ ページ8

(誠也side)

パァンッ！！
『うぎゃぁぁぁぁぁぁっっ！い゛だい゛っっ
ごめ゛んな゛さい゛っっ！ほんま゛に
い゛だい゛ぃぃぃぃぃっっっ！！
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ』
幼く泣き喚いて今度は真っ赤なお尻もじもじさして
前にズレようとする。

パァンッ！！
『うわ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁっっ
せーやくんっっっせーやくんゆ゛る゛じでぇぇぇっっっ』

誠也「何べんも危ないことして心配さすな。
もう懲りとけ。これで最後。」
『あ…っっ』

バチィンッッ！！！！
『っっっ〜〜〜〜〜！！』

言葉にならん今日イチの泣き声が、
楽屋中に響いた。
丈が足離しとって、Aは痛みに仰け反って
Aの両足はバタバタバタバタバタバタ
暴れとる。

丈「終わりやな。頑張って反省したやん。」
そっ、と背中をぽん、として優しく言うて、
丈は那波んとこ行った。

誠也「A、もうお尻終わり。」

『うっ…く…っっ…っうっ…っ…うっっ…っ』
膝の上に伏せたまま、
泣きじゃくるAの真っ赤なお尻を
ジャージのズボンの中に直す。
お尻の痛みに少し身を捩ったAが、
ぐしゃぐしゃの泣き顔で見上げてきた。
『せーやくんっ…っっ…っごめ゛んな゛さいっ…
はなびっ…っそーこでやってっ…ごめ゛っ…
…な゛さい゛っっ…』
激しく泣きじゃくって幼くときどき涙を
手の甲で拭いながら言葉を紡ぐ。
『…っ言われとったのにっ…っっおとなとっ…やらんでっ…っごめ゛んな゛さっ…っっ……っっ…
みんなにっ…っあやまらしてっ…ごめ゛っ…っっぁさい゛っ……ひっく…ひっく…』

誠也「わかってるやん。わかってるんやったら、
やる前に止まれるようになってや、そろそろ。」
小6と思えへん軽さと小ささと幼さで
泣きじゃくっとるAを、
両手で膝の上に向かい合わせに乗せた。

着いたお尻が痛くてもぞもぞしたAは、
いきなり勢いよく抱きついてきて
俺の背中のシャツを小っちゃい手でぎゅっと
しがみつくように握って、
顔押し付けて『うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！
ごめんなさい〜〜〜〜っっ！』って
こもった声で大泣き。

誠也「まあ、もうやってもうたことはしゃぁない」
背中を優しくとん、とん、とん、…と
リズムよくたたく。Aの背中は
いつまで経っても小っちゃくて、
俺の手で半分以上覆える。
「反省しとるんやったらええ。次から気ぃつけや」

『はい…っっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ』