“おしりぺんぺん”か…？（正門/空野）3 ページ42
(Aside)
『…こども…！』
ムッとしてたら、
瑞稀「Aはしっかりしてめっちゃ頑張ってるって、こじけんからいつも聞いてたから」
『え…！』
そんなん言うてくれてるんや、
けんちゃん…！
瑞稀「もうすぐ降りるよ」
結局、電車降りても
駅から撮影スタジオまで瑞稀くんが
歩いて送ってくれて。
『ありがとうございました、みずきくんっっ』
瑞稀「うん、こじけんによろしく〜」
『あ、ハンカチっ、…』
瑞稀「今度俺が大阪行ったときか、東京来るときでいいよ」
優しく、バイバイ、お疲れ〜て手を振って
瑞稀くんが帰ってった。
控室行く前に、けんちゃんに、
ちゃんと着いたってLINEした。
『おはようございます！』
みんなおる撮影スタジオに着いて、控室入って
入口んとこでみんなに挨拶したら
真っ先に正門くんとこに
走ってって抱きついた。
正門「うわっ…」
しがみついたら、
正門くんが持ってた紙コップから
飲み物が少しこぼれた。
『やっと正門くんとこ来れたぁ…！』
安心してぎゅーっとする。
正門「何なに？A、どないしたん？」
『東京駅でな、迷子なってなっ、
それでなっ、みずきくんにぶつかってなっ、
みずきくんがここまで連れてきてくれてんっ』
猪狩「みずきくんってうちの瑞稀？」
『そおです。まいごなったときなっ、
けんちゃんに電話したらなっ、
「わからん」ってなってなっ、』
正門「そら「わからん」なるわ、
隣おるわけちゃうのに、迷子の電話なんて。
せめて小島やなくて俺やろ、電話するなら」
『おんっ、それでなっ、みずきくんがなっ、
たすけてくれてん！』
正門「なんやようわからんけど、
無事着いてよかったな」
『よかったぁ』
正門くんとこでホッとしてたら、
大昇「小っちゃ！かわい！A、相変わらず小っちゃ！」
って大昇くんが寄ってきて、
身長を比べるみたいにおれの頭の上で
手のひらを動かしとる。
『たいしょーくんっ、あんま「小っちゃい」言わんでくださいっ』
大昇「だって小っちゃくて可愛いんだもん、1年生だっけ？」
『4年生ですっっ』
おれが心外して怒ってたら、
優斗「あ、A来た来た、久しぶりぃ！」
優斗くんに頭に手を乗せられてわしゃわしゃ撫でられる。
『優斗くんっ、またボールであそんでくださいっ』
優斗「いいよー」
『やったぁっ』
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月16日 23時
