A! と驚く僕の夢17 (ページ5)

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花火があったら（正門/、誠也/、丈/、（大吾/那波））14※ ページ5

(誠也side)

また両膝曲げて足でお尻隠そうとするAの
足を丈の手が払って、

スリッパがAのお尻を直撃した。

スパーンッ！！
『っっい゛だい゛よぉぉぉぉぉぉっっっ！！』
今度はAが思っきし背を反らして
泣き喚いた。
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！
じょーくんごめ゛んな゛さいぃぃぃっっっ！！』

丈「ん？このまま20打つ？どうする？」

丈が右手に持ったスリッパを左手に
スパーンッスパーンッいうて
打ち付けて音だけ立てながら言われて、
Aは音だけでビビってギャン泣き。
『ふぎゃぁぁぁ！！イヤぁぁぁぁぁぁ！！
ごめ゛んな゛さいぃぃぃっっ！！』

丈「A、素直に足避けといたほうがええんちゃうの？」

『うわぁぁぁぁんっっそうするぅぅぅぅっっ』
素直やん。俺らの策略に嵌るそういうとこ
まだまだ幼い。

足を下ろしたAやけど、
俺が「あと20回」言うて
ビシッと1発お尻叩いたら、
『ふぎゃぁぁぁぁぁっ！』泣いて
痛い痛い騒いでまた足でお尻を隠した。

誠也「A。足。」

『ごめ゛んな゛さい゛っっ
もうゆるしてぇぇぇっっ！！』

誠也「今日のんは許されへん」

丈「A、もうしゃぁないなぁ。今の今やで？足下ろせ言うたん」
さすがに呆れ笑いされとる。

『やって…っ…せーやくんのっっ…っおしりぺんいたいぃぃっっ！』
助け求める泣き顔で丈を見上げた。

丈「そらお仕置きやから。痛くされとんねん。当たり前や。」

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！！つぎから…っはなびするときっ…お兄ちゃんたち言うからぁぁぁっっもうゆるしてぇぇぇっっ！！もうおしりぺんぺんイヤやぁぁぁぁぁぁっっっ』

誠也「わかってるんやったらええけど。今日のんはホンマに悪いことやったから。あと20回。」

『ひぃぃぃぃぃっっイヤやぁぁぁっっ』

誠也「丈、悪いけど足押さえて」

丈「おう。」

Aが信じられへんいう顔で
丈を振り返った。
『なんっ…っでぇぇっ…っ…』

体重かけてAの両足を
がっしり押さえつけながら丈が言う。
丈「言うとくけど悪いんは俺ちゃうで。
那波と2人だけでぼや騒ぎ起こしたAやんな」

『じょーくん離してぇぇぇっっ！ぎゃぁぁっっ！！
「ごめんなさい」言うたのにーーっ！！
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！』

丈「こら。そういうとこやで。反省してへんな？
とりあえず“ごめんなさい”言うたらええ思てるな？」

『！！ちが…っ！』