A! と驚く僕の夢17 (ページ33)

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小っちゃいから…（晶哉/空野）10※ ページ33

(小島side)

晶哉「もう絶対アカンで。」

頑張って厳しく言うてるみたいな晶哉の声のあと、
小っちゃいお尻が太鼓みたいに素速く連打され
始めて、めちゃめちゃ軽く叩かれてるだけやけど
Aは耐えられへんみたいに、
保育園生みたいに大泣きで足バタバタ蹴り上げて泣き喚く。

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ！！
『っっいたいっ…いたいごめんなさいっっ！！ごめんなさいっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！いたいよぉぉっ！いたいぃぃぃっっ！うわぁぁぁぁんっっやくそくやぶってごめんなさいぃぃっっ！！もうゆるして…っ！ゆるしてぇぇっ…ごめんなさいっおにいちゃん〜っうわぁぁぁんっっ！！ごめんなさいぃぃぃっっっ！』

大晴が後ろ手にドア閉めた以外は
格好悪く入ってきたままぼーっと立ってる俺らの前で
Aはホンマのもっと小っちゃい子みたいに
わんわん泣いて謝ってた。

やっと晶哉の手が止まったら、
くっきり手形1つと少し赤なった小っちゃいお尻は
晶哉の手でジャージの中に直された。
『…っうっ…っ…う…っ…いたかったぁぁ…っっ』
甘えて泣いてるAを
晶哉が膝から起こしたら『ほんまにいたかったぁぁっうわぁぁぁんっっお兄ちゃんめっちゃ痛したやん〜っっ』
ってびーびー泣いて文句言いながら抱きついて
甘えてる。

背中とんとんしたりながら
喋り方普段の調子に戻った晶哉が
「俺でまだよかったやん、
せーやくんからやったら今頃お尻真っ赤やで」
言うて呆れ顔で見てる。

『でもめっちゃ痛かったぁぁ…っ』
小っちゃい手でお尻さするA。

小島「そのお尻痛いん5割さっきのせーやくんやで」

大晴「まだ手形残ってるん見えた」

『でも痛かってん…っ！』
駄々っ子みたいな顔で晶哉を指さして、顔上げて見上げてくる。

大晴「晶哉やなかったら、たぶんお尻真っ赤にされたあと外出されてる」
大晴が笑ってる。「お尻出して廊下出されんで。」

『〜〜っぜっったいっっイヤ！！』
他の子らに見られるん想像して顔色変えてるAが可笑しい。
『……でも痛かってん……』
ボソボソ勢いなくなるAに、

晶哉が受け止めるみたいに頭ポンポンしてお兄さんしてて。