A! と驚く僕の夢17 (ページ30)

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小っちゃいから…（晶哉/空野）7※ ページ30

(晶哉side)

晶哉「こんな大勢居るときにAひとりのためにリハ止めてええ思っとるん？」

『思っっ…ってへんっ…』
もう泣いとるのに余計に泣き顔濃くして大っきな目に涙を溢れさした。
『どないしよ思っ…ったぁっ…っっ…っみんなにっ…謝らしてっ…っイヤっ…やった…ぁっ…っっ』
こんなんなってから
めちゃめちゃ後悔して泣いとるんも幼くて、
でもAらしくもある。
ちゃんと反省さしたろ。

晶哉「Aひとりだけ小っちゃいのにこんなん言うん酷やけど、俺ら小っちゃい子らのグループとちゃうから。迷子なってリハ止めても「しゃあないな」って誰も思ってくれへんねんで。」

たぶんAならホンマはわかるから、
あえて厳しいこと言うたら、
『うぅぅ…っ…』てめちゃめちゃ悔しそうに
泣いとる。

晶哉「はい、こっち来て」

Aがハッとした顔で見上げてきた。

晶哉「こっち来てお尻出し」

『っっ〜〜！イヤやぁぁ…っ…』
泣きながらAが一歩後ろに下がった。
ほんまに子どもの顔で眉尻下げてこっち見てくる。

晶哉「自分が悪かったんわかっとるやろ」

『でもぉっ…っ…イヤ…っ』
首を横に振って全然動かへんAの体を
両手で持ち上げて膝の上にうつ伏せに乗せた。
『イヤやぁぁ…っ…』

膝の上でびーびー泣いてるAの
ジャージのズボンとパンツを下ろしたら、

くっきり手形付いた小っちゃいお尻が出てきた。
せーやくんズボンの上からようこんな手形付くぐらいやったな。
どんだけ思っきしいったんやろ。
『…っイヤ…っ！』

お尻出したらさすがに恐なったんか
逃げようとするAの腰を押さえつけた。

(Aside)

まだヒリヒリのお尻がスッと冷房の空気に触れて
急に恐なって、
『…イヤ…っ！』
って振り返ろうとしたら、

大きな手でいきなりお尻を叩かれた。

パンッッッッッ！！
『っっぎゃぁぁっいたいぃぃっっ！！』

長い指が全部痛くしてきてて、
目から星が出そうなぐらいジンっと痛くて、
泣きながら
慌てて振り返ってお兄ちゃんの顔を見上げた。
『いたい…！そこ…っ…さっきっ…
っせーやくんにぺんされたっ…っとこっ…っっ』

さっき痛かったとこに手を重ねるみたいに
ペンされて痛くて涙が溢れてくる。