小っちゃいから…（晶哉/空野） ページ24
(空野くん小6、関東関西合同Jr.公演設定)
(晶哉side)
Jr.が一同に集まってのドーム公演。
演出が直前までわからへんかったりするから、
俺らもドキドキしてたけど、
今回は俺らの出番のとき
出の位置までAを俺が連れてく曲が
1個ある。
普段、大晴くんがやってくれとること多いけど、
俺も別に、Aの出の誘導は
今まで何回もやったことあるし、
それはそれでええ。……けど！！
Aがめちゃめちゃ興奮して落ち着きない。
年近い子たちもいつも会わへん関東Jr.も居るから
テンション上がってるっぽくて、
いつも以上に、
放っとくと走ってどっか行ってまうから
捕まえておくんが大変で。
しかも、いつもやったら
Aほどちびっこはそんな居らんから
Aのこと見つけやすいけど、
今回はちびっこだらけで一度紛れると
見つけるんが至難の業。
今はまだリハ開始前。
大晴「Aどこ行った？」
ほら、今は俺やなくて大晴くんがA見失って困ってる。
晶哉「またですか？」
大晴くんが天を仰いでふらふらしながら言う。
大晴「もう、絶対無理やって、こんなん。」
大晴くんも、俺と同じように困りながら
Aを探してること今日結構あって。
大晴「こじ、A知らん？」
小島「さっきおんなじぐらい小っちゃい子らと写真撮って遊んでるん見た」
大晴「マジか、次リハやから「どこも行かんといて」言うたのに」
小島「大丈夫、風船付けといた」
晶哉「風船！？」
大晴「は？何？」
小島「今日一日で俺ら何回A探してん？
もう無理思って、目印に、ちゃんと浮かぶ風船、
Aの腕に結びつけといた。」
晶哉「何すかそれ」
大晴「天才ちゃう？」
小島「やからさっきよりは見つかるはずやねん」
小島くんの言葉を信じて、
小っちゃい子らがわらわらしとる広いとこに
行ってみたら、黄色い風船が浮かんでた。
大晴「おった！こじけん天才やな」
大晴くんが喜んだあと、
風船めがけて突進してってAを連れてきた。
大晴「「どこも行かんといて」言うたやん」
『「こっち来て」言われてん、さっきな、みんなと
いっしょにお菓子とってきてな、それでな、』
大晴「言われても行かんといて、
もうリハやから」
晶哉「頼むで、A」
『はぁい』
楽しそうに右手挙げていい返事しとるけど、
楽しすぎて興奮して
全然落ち着いてへんのが心配やねんけど。。。
小っちゃいから…（晶哉/空野）2→←花火があったら番外編（大吾/那波）12
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月16日 23時
