花火があったら番外編（大吾/那波）12 ページ23
(大吾side)
那波「…っだいごくんこわかったぁぁ…っ」
大吾「怖かったな、まあな」
那波「ふぇぇぇぇぇんっっ」
そうは言いながら、
俺から離れへん那波。
Aはまだお仕置き中やし、
気兼ねなく、いうことか。
小っちゃい背中が、ひっくひっく揺れる。
甘えてしがみついてくる那波のその背中を
優しくさすってたら、
やっと少し落ち着いてきた。
少ししたら丈くんも来て、
「まだ泣いてる？」って
丈くんが優しく頭撫でたら、
那波は、
俺らをまとめて小っちゃい腕でぎゅーっとしてきた。
3人で小っちゃいとこに固まってるみたいになる。
丈「欲張りやな那波は〜」
可愛がる口調で言うて、
背中を優しくぽんぽんされて、
ふふってちょっと那波が笑ったんが見えた。
収録終わった帰り、
那波とAは、那波が急いで出なアカンけど
『那波くーん！』って
Aが走ってわざわざ裏口近くまで追っかけてきて、
会場出る直前にハイタッチしてた。
『またいっしょ花火しよ！らいねんも！』
那波「おん、外で、おとなと一緒に、な」
『おん…えへへ』
那波「A、またあとでビデオ通話しよ」
『おん！』
那波「またな」
Aは、少し寂しそうやけど、
車乗った俺らに笑顔でバイバイしてた。
車乗った那波は、
お尻痛くてぴょこぴょこお尻浮かしたり
お尻の下に手ぇ敷いたりしながらも、
はっすんにめちゃめちゃ楽しそうに、
「Aとこじまくんとたいせーくんと、
花火したん、めちゃめちゃ楽しかったです！」
言うてる。
大橋「よかったな〜」
今日のこと全て知ってるはずのはっすんも、
よかったなぁだけニコニコ言うて、
那波がAの話を楽しそうにするんを
聞いてあげてて。
あのお仕置きのあと、
２人分、目ぇ冷やしたりながら
ふたりの話聞いてくれてた晶哉も含めて
Aぇの年下組のフォローに救われた。
よかったな、那波。
かわいい弟みたいなAと
今年も一緒に花火できて。
小っちゃいから…（晶哉/空野）→←花火があったら番外編（大吾/那波）11※
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月16日 23時
