A! と驚く僕の夢17 (ページ22)

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花火があったら番外編（大吾/那波）11※ ページ22

(大吾side)

ピシッ！
右側のお尻と太腿の境目に靴べら当てたら、もう、
全身捩って大泣き。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！！」

ピシッ！
今度は左。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっっもうアカンーっっ」
那波の両足が同時に浮くぐらい暴れとって、
押さえとる丈くんが凄い。

今度は最初の薄ピンクの一筋に重なるように
もう一度ピシッと靴べらを当てた。
「っっあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ！！」

俺が蹴られそうなるぐらい
両足高く蹴り上げて暴れた那波。
小っちゃいお尻に、ピンク色の太い線が
浮かび上がった。

那波「…ひっ…ひぃっ…ごめ゛んな゛さい゛っ…
も…っぜった…っい…っひあそびっ…しませっ…っっ…」

大吾「約束やで。最後1回。」

那波「ヤっっっ…！」
高い声で言うて助け求めるように丈くんを
見とるけど、

もう一度、真っ赤なとこに
ピシッッと靴べらを当てた。

那波「っっっ！うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！！」
わんわん泣いとる那波の体起こさせて丈くんが
ギューッとして、
「よーし、いい子なった。痛かったな」って
小っちゃい背中ぽんぽんしてから、
離れて俺に任していった。

丈くん、あっち行くとき
スリッパ持ってったように見えたけど、

まあ、気にせんとく。

急に恥ずかしなったんか、
那波が自分でズボン上げて、
「…ぁぁぁ…っ！」
って声にならん甲高い声上げて悶えとる。
お尻出してるん
恥ずいとか思うようなったもんな、
もうお年頃やしな。

大吾「那波」

優しく呼んだら、
那波はめちゃめちゃ甘えた泣き顔なって、

俺は両腕でぎゅっと那波を抱きしめた。

那波「うわぁぁぁぁんっっごめんなさい…っ…
だいごくん…っ…ごめんなさい…っ…
花火は…っ…いたずら…っやりすぎでしたぁぁ…っっ」
素直すぎる言葉に、ちょっと笑ってまう。

たぶん、Aと居ったら
いたずらせえへんとかは無理なん、
那波も自覚し始めてて、
さすがに今回のはマズッた、って
わかったいうことやんな。

大吾「わかってるんやったらええよ。
Aに優しいとこも那波のええとこやもんな。
ええとこはええとこで、わかってるで。」

そっと後頭部を撫でたら、
「うわぁぁぁぁんっっ」
って余計にしがみついてきて大泣き。

大吾「今日はお尻痛くしたな」

那波「うっ…っ…うっ…痛かった…っ…めちゃくちゃ痛かったですぅ…っ…っ…ふぇぇぇぇぇん…っ」

大吾「よしよし」