A! と驚く僕の夢17 (ページ20)

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花火があったら番外編（大吾/那波）9※ ページ20

(大吾side)

痛みにも弱いし思いのほか怖がりな那波やから
途中で手だけ出されたらかなわんけど、

丈くんが那波の手を支えた。

丈「「火遊びアカンで」いうお仕置きやんな？
反省しい。」

那波「ごめ…っ…ごめ゛んな゛さい゛っ…！」

那波は靴べらにびびって
両目に涙溜めてぐずぐず。

大吾「もうアカンで。危ないことしたら。
反省しい」

かなり軽めに、
ピシッと靴べらを振り下ろした。

那波「っっっい゛だぁぁぁぁぁいっっ！！」

ピョンピョン跳んだ勢いで丈くんの手を
振り払った那波は、
またしゃがみ込んでお尻を抱えた。
「ごめ゛んな゛さい゛！靴べらはイヤやぁぁぁっっっうわぁぁぁぁぁぁんっっ」

大吾「那波。もうアカン。
もっかいこっち来なさい。」

びーびー泣く那波を半分引きずって廊下に出しがてら、
ちょうどいいとこにあった白いスリッパを手に取った。

(那波side)

また廊下に出されて、
俺はもう痛いし恥ずいし、ようわからへん。

大吾「火遊びして反省できひん子はこうなりますっ」

丁寧に宣言されて、
廊下の真ん中で正座した大吾くんの膝の上で、

スパーンッ！！

と俺のお尻に弾ける音がした。

那波「っっぎゃぁっいたいぃぃっっ！！」

いきなり叫んでもうて、恥ずいけど
泣きながら振り返ったら、
大吾くんの手には真っ白いスリッパ。

まさか…硬いスリッパでお尻叩かれるなんか…！

大吾「火遊びしてみんなに迷惑かけて、
お仕置き受けられへん悪い子はこうなりますっ」

スパーンッ！！
「いたいぃぃぃぃっっ！うわぁぁぁぁんっっっっ」

あまりの重い痛みに泣き喚きながら顔を上げたら
また小っちゃい子たちが目に入って、
俺は慌てた。でもまたその瞬間、
真っ赤なお尻の痛いとこに

スパーンッと来た。

那波「っっふぎゃぁぁぁぁっごめ゛んな゛さい゛っっ」
お尻全体に重くズシッとジーンッと来る痛み。

大吾「悪い子ぉやな。」
手で熱いお尻をそっとさすられて羞恥に悶えたとこ
またスリッパでスパーンッと叩かれる。

那波「ごめ゛んな゛さい゛ぃぃぃぃっっ」

ジタバタ暴れて泣き喚くんを見られて
めちゃめちゃ恥ずい。
もしかして、尊敬する先輩が俺の子、
あん中に居るかもしらん…！
必死に口を閉じる。

スパーンッ！
「っっっんっ…ゃぁああっっ！！」
でも我慢なんて、できひん…！
足もバタバタなった。
「い゛だい゛っ！ごめ゛んな゛さい゛っっ！」

お尻がジーンッ…ジーンッ…と痛んで、
モジモジモジモジ、お尻を動かしてまう。