花火があったら番外編（大吾/那波）8※ ページ19
(那波side)
大吾「痛いな。お尻痛くされるんやで。
火遊びして、反省できひん子は。」
パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…
「ごめんなさい…っいたいぃ…っ…だいごくん…っごめんなさいっ……っがくや入れてくださいぃぃ…っ」
恥ずくて、泣き声で小さい声で言うて
身を捩る。お尻もモジモジしてまう。
大吾「ん？入れへんよ。
さっき言うたお仕置き、
自分でちゃんと受けれるんやなかったら、
いつまでもここでペンペンやで。」
それだけ言われて、絶望。
しかも、そのあと、少しだけ手を強められて、
急なお尻の痛みに俺は泣き喚いてしまった。
パァンッ！パァンッ！パァンッ！パァンッ！…
「っっうわぁぁっいたいっっひぃぃぃぃっっいたいよぉぉっごめんなさいぃぃぃぃっっ！！」
真っ赤なお尻を叩かれる痛みに
ジタバタもがいて泣いて顔を上げたら、
廊下の奥のだいぶ離れたところに、
涙で滲んで顔までははっきり見えんけど
小っちゃい子たちが唖然としてこっちを
見てるんが見えた。
慌てて懇願する。
パァンッ！パァンッ！パァンッ！パァンッ！…
「ごめんなさいっ！だいごくんっごめんなさいっ…！ひぃぃ…っいた…っ…おしおき…っうけますっ…ごめんなさいっ部屋ん中いれてくださいぃぃっっ」
大吾「何？靴ベラ5回我慢できるん？」
パァンッ！パァンッ！パァンッ！パァンッ！…
「できます！できます〜っっ！」
お尻が痛すぎて暴れてまうんが恥ずい。
「ごめんなさい！ほんまにごめんなさい！おねがい…ここはイヤやぁぁぁっうわぁぁぁぁんっっ！！」
大吾「それやったら、こっち来なさい。」
もう、恥ずかし過ぎて体に力が入らへん。
大吾くんの手で膝の上から、引き起こされて、
足に絡まるズボンに躓きそうになりながら、
楽屋に戻った。
大吾「はい、壁に手ぇ付き。
お尻出して。」
今度は、素直に壁に手を付くしかなかった。
あんな小っちゃい子たちに
お尻ペンペン見られるなんか、
もう絶対イヤや…！
ジンジン痛むお尻を堪えて、
壁に手を付いたら、無意識に
お尻引いてしまって、
「ちゃんとお尻出し。」
て、腰を抱えるようにお尻を突き出す姿勢にされて
一気に恐怖が蘇る。
そやった…！靴ベラ…！
ぶるぶるしてたら、
一瞬こっちに来た丈くんが、
俺の横に立って、
俺の両手に手を重ねてそっと手を押さえた。
丈「手ぇ出した危ないから。
押さえといたる。」
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月16日 23時
