A! と驚く僕の夢17 (ページ18)

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花火があったら番外編（大吾/那波）7※ ページ18

(那波side)

大吾「那波。あと10数えるあいだに立たんと、他のお仕置きするで。」

那波「ふぇっ…！？」

靴ベラじゃないんやったら、そっちのほうがええ！

大吾「1、2、3、4、…」

カウントが始まったけど、
もう立てへん。これ以上、靴ベラ嫌やから！

大吾「8、9、10」

数え終わっても、俺が何も動かへんから、
大吾くんがため息ついた。

大吾「那波。」

腕を軽く引っ張って立たされて、
ドアのほうに引っ張られる。
足にズボンが絡まるけどなんとか付いてく。

大吾「中学生のお兄さんが
悪いことしたらどうなるんか、
みんなに見てもらお。来なさい。」

その言葉に、頭の中が真っ白になった。
そのまま、ドアを出て、
真っ赤なお尻出したまま廊下に連れ出されて、
俺は慌てて腰を引いて抵抗した。

那波「イヤや…っ！イヤです…っ！！」

でも、力の差は歴然。
Aほどやないけどなんで俺まだ
こんな小っちゃいんやろ。
全然力でかなわへん。

大吾「来なさい。」

あくまで落ち着いた声の大吾くん。

でも、俺は、一瞬で、

廊下の真ん中に正座した大吾くんの
膝の上に引き倒された。

……恥ずい……！！
恥ずかしすぎる…！
だってここは…っ！！

那波「…あ……！」

顔も耳も、真っ赤んなって熱くなるんを感じた。

俺は、廊下で、
真っ赤なお尻出して大吾くんの膝の上に
乗せられとる…！！

大吾「中学生のお兄さんになっても、
まだ倉庫で花火したりする悪い子は、
どうなるんか、よう見てもらいなさい。
こうやってお尻ペンッペンッされるんやで。」

言いながら、パンッ…パンッ…パンッ…
とお尻を手で叩かれ始めた。
痛い…！身ぃ捩ってまうぐらい、
今はそれでも痛い…！

でも、痛すぎひん強さでお尻ぺんぺんされて、
羞恥で顔が熱くてどうにかなりそう。

パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…

那波「っっん…っっく…っっん〜っっ…」

必死に歯をくいしばって我慢しようとしても、
やっぱり痛い。こんな軽くペンペンされとるのに
嫌やけど、ホンマに痛い。涙出る。

パンッ…パンッ…パンッ…パンッ…
「い…っ…いたいっ…いたいぃ…っっ」
小っちゃい泣き声が漏れた。痛すぎて。
足が、パタン、パタン、と跳ねて床を蹴った音が、
お尻を叩かれる音に混ざる。