のぼりたいお年頃（誠也/空野、正門/空野）4※ ページ36
(Aside)
誠也「落ちとったら「ごめんなさい」で
済まへんねんで。」
少し優しく言われて、
せーやくんの顔を見たら、ぐっと苦しなった。
『…おん…っっごめ゛んな゛さい゛っ……』
誠也「わかったんやったらええけど。
いたずらも怪我せん程度にほどほどにしい。」
頭を優しくぽんぽん、と、されて、
涙がボロボロ出てくる。
『うぅぅ…っ…』
そこに、
正門「あれ？誠也くん…？」
て正門くんとけんちゃんが戻ってきた。
正門「“これ”どうしたんですか？」
おれのことは“これ”言うてるけど
丁寧に、指ささんと手でおれを指して
正門くんが誠也くんを見る。
その間にけんちゃんが近づいてきて
隣にしゃがんで、
耳元で「また叱られたん？」て
苦笑いで大きな手で背中を優しくとんとんされた。
誠也「この荷棚乗って
下りられへんようなって
「たすけてぇ」って泣いとったわ」
正門「そうなんすか」
びっくりした顔をした正門くんは、
すぐにおれに向き直って、
「A。また危ないことして。」
って厳しい顔で目を合わした。
『…ごめ゛んな゛さい゛…っ』
正門くんは
あっという間におれの体の横に来た
かと思うと、
膝立ちやったおれの赤いお尻を
思いっきり手を高く振り上げて、
バチンッッッッ！！！
『っっっ〜〜〜！！！』
指の跡までクッキリ付くぐらい強烈な不意打ちに
声にならん声を上げた。
涙が痛みでぶわっと溢れる。
体も腕も痛みでピンッとなった。
『っっっっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっ！うわぁぁぁぁぁんっっ！！』
誠也「…ギャン泣きやん」
ボソッとせーやくんが苦笑いで言うたんが聞こえた。
正門「A、次やったら許さへんで。わかってるな？」
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！！』
正門「返事は？」
『はぁいっっっ…ごめ゛んな゛さぁいっっっ』
ジンッジンッと痛むお尻をそっとさすってから
へたり込む。
小島「まっさん鬼やなぁ〜。
A、もうせーやくんから叱られたあとやったんに。なぁ？」
ひっくひっく泣きじゃくるおれに、
けんちゃんが明るく言う。
正門「朝、上ろうとしたん止めたばっかりや」
小島「そうなん！？」
正門「言うただけでは聞かへんねんから…」
『…っごめんなさい…っ…』
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めぐみ(プロフ) - なつきさん» リクエストいただいたお話、更新しました！気に入っていただけたら嬉しいです。感想お待ちしております♪ (9月5日 2時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - なつきさん» リクエストありがとうございます！凄い具体的でイメージ浮かびやすいです、ありがとうございます。最近書くペース落ちてるのでお待たせしてしまうかもしれませんが、楽しみに書かせていただきます♪ (8月29日 20時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - できたら正門くんが誠也くんに注意されてる所も書いていただけると嬉しいです！ (8月29日 3時) (レス) id: 8f7057a5d9 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - いつも最高の作品ありがとうございます！できればリクエストお願いします！正門くんと空野くんのお仕事で空野くんがイタズラばかりしてスタッフさんを困らせたけど、その日正門くんが失敗続きだったこともありお仕置きはせず。それが誠也くんにバレてお仕置き→ (8月29日 3時) (レス) id: 8f7057a5d9 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！シートベルト外す未遂じゃなくて外させちゃいましたが笑、UPしましたので喜んでいただけましたら嬉しいです！ (8月27日 23時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年7月20日 10時
