もう少し頑張るとき（誠也/空野、桐山/空野）14 ページ3
(誠也side)
膝の上で小っちゃい背中丸めて抱きついてきたAが、
顔を俺の胸に伏せたまま、
ぐずぐず泣いて文句言うてる。
『おじりい゛だい゛ぃぃぃ…っっ』
誠也「ん？まだそんなん言うてるん？反省してへんの？」
Aが悪態つくからわざとそんなん言うたら、
『ちがっ……ごめ゛んな゛さいっっっっ』
って泣き声の甲高い声で返ってくる。
誠也「もう。。。しゃーないな、Aは。」
Aの小っちゃい頭を後ろからそっとぽんぽん、
とした。
誠也「照史くんからもお尻ぺんされたん？」
まだしゃくりあげながらもAが
幼い口調で喋る。
『おんっっ…っ…でもっ…あきとくっ…っやさしっ…っからっ…っ1かいだけ…っっ…』
誠也「照史くん優しいけど怒ったら俺より怖いで。」
『えっっ……っ！？』
誠也「怒られへんようにちゃんとしとき。先輩の手ぇ煩わせんといて。」
『おん…っ…っわかったぁっ…っっ』
誠也「Aは「怒られへんから大丈夫」思てるときが一番危ないねん」
心の声が表に出てしまった。
『ぅぅぅ…っっ…』
誠也「俺ら近くに居らんでも見てるからな？」
『おん…っわかったぁ…っっ…』
誠也「飯食い行こ。何食べたい？」
『……っラーメン…っ』
誠也「ラーメンでええの？」
『おん…っ…』
誠也「わかった、行こ」
そう言うても、
膝の上のAは、ぎゅっとしがみついて
動かへん。
誠也「まだ行かへんの？」
無言で小さく頷く。
誠也「もう少し？」
また、遠慮がちに小さく頷かれる。
仕方ない。
小っちゃい背中を、そっととんとんと撫でて、
まだ動かんといた。
いつも慣れてる俺らから離れて頑張ってるAの
甘えたが満たされるまで。
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めぐみ(プロフ) - なつきさん» リクエストいただいたお話、更新しました！気に入っていただけたら嬉しいです。感想お待ちしております♪ (9月5日 2時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - なつきさん» リクエストありがとうございます！凄い具体的でイメージ浮かびやすいです、ありがとうございます。最近書くペース落ちてるのでお待たせしてしまうかもしれませんが、楽しみに書かせていただきます♪ (8月29日 20時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - できたら正門くんが誠也くんに注意されてる所も書いていただけると嬉しいです！ (8月29日 3時) (レス) id: 8f7057a5d9 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - いつも最高の作品ありがとうございます！できればリクエストお願いします！正門くんと空野くんのお仕事で空野くんがイタズラばかりしてスタッフさんを困らせたけど、その日正門くんが失敗続きだったこともありお仕置きはせず。それが誠也くんにバレてお仕置き→ (8月29日 3時) (レス) id: 8f7057a5d9 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - あさん» ありがとうございます！シートベルト外す未遂じゃなくて外させちゃいましたが笑、UPしましたので喜んでいただけましたら嬉しいです！ (8月27日 23時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年7月20日 10時
