A! と驚く僕の夢14 (ページ49)

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もう少し頑張るとき（誠也/空野、桐山/空野）10※ ページ49

(誠也side)

誠也「遅刻は絶対アカン言うたやろ。忘れたか？」

パァンッ！パァンッ！パァンッ！パァンッ！パァンッ！…
『いたいぃぃぃっっ！いたいっごめ゛んな゛さいっ…！わすれてへんっ…っっわすれてへんっ…いたいよぉぉっっごめ゛んな゛さいぃぃっっっ！！ゆ゛るしてやぁ…っっうわぁぁぁんっっ！』

誠也「反省してへんな？」

手ぇ止めて、すっかり赤くなった小っちゃい尻の
上に手を乗せた。

『…っっしてるっ…うわぁぁぁぁぁんっっ！してるからぁぁっ…』

Aの、最初の連打でヒリヒリに赤いお尻を
下から掬い上げるように思いっきり引っ叩いた。

パチィンッ！！
『ぎゃぁぁぁぁぁっ！い゛だい゛よぉぉぉっっ』
足を交互に高く素早く蹴り上げて暴れる。
『せーやくんっ…せーやくんごめ゛んな゛さいぃぃぃっっ』

誠也「何日も那波と居って、「誰にも叱られへん」思って気ぃ抜けたんやろ。」

『…っうっ…うぅぅっ…っっ』
悔しそうな声。小っちゃい背中が泣きじゃくって揺れる。

誠也「まだそんな気持ちで仕事してるん？」

『ちがっ…っっ…ちがうぅぅぅっっ』

Aは子どもやけど、Aなりに
ほんの少しずつ成長しとって
もう小学校低学年の子どもやない。
ほんまはちゃんと話したらわかるし、
プロ意識もある。
でも、まだ子どもやから誘惑に負けて後悔することもある。

誠也「違うんやったら、ちゃんとせえよ。できるやろ？A」

『ぅぅぅ…っっ…できるぅぅ…っっ…』
しゃくりあげる度に背中が小刻みに揺れる。
背中やってまだまだ片手で半分以上覆えそうなぐらい
小っちゃい。

誠也「あと10回。」

そう宣言したら、途端に、
涙だらけの泣き顔でAが振り返った。
『じゅっかい…っ！？そんな…っ！』

誠也「足りひんねんな。20回。」

『…っっ〜！ちがっ…っちがうぅぅぅっっ』
慌ててイヤイヤて首を横に振るAは見えてるけど、
赤い小っちゃいお尻の真ん中に、
指先まで力込めて手を振り下ろした。

パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！
『っっぎゃぁっっ！い゛だい゛ぃぃぃっっうわぁぁぁんっっい゛だ゛い゛っっイヤっっイヤや゛ぁぁぁぁぁぁっっぎゃぁぁぁぁぁぁっ！！』

Aの手足が思いっきしもがいて、
小っちゃい手を振りほどいてお尻に乗せて庇ってきた。