A! と驚く僕の夢14 (ページ41)

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もう少し頑張るとき（誠也/空野、桐山/空野）2 ページ41

(Aside)

撮影初日に、他の共演者さんにも
挨拶して、
主演の照史くんにも挨拶に行った。

『空野です！あきとくんー！おはようございます！！
よろしくお願いします！！』

照史「おう、A、よろしくな」

頭をぽんぽんとされて、
「相変わらず小っちゃいな、縮んだか？」言われた。

『えっ…前会うたときより少し大っきなったと思…』

照史「うそうそ。真面目に返すな。
何かわからへんこととか困ったこととかあったら
遠慮せんと言い？」

『はい！ありがとうございます！』

やっぱり照史くんは優しい。

東京来る前に、リチャくんと誠也くんから
「挨拶とかちゃんとせえよ」
「照史くんにはちゃんと敬語遣え」
「いつもみたいに言い訳せんと素直に言う事聞くんやで」
「遅刻せんと行き」
「とにかくいつもよりちゃんとせえ」
「失礼のないようにな」
なんやようわからへんぐらい注意事項みたいに
めちゃめちゃ言われたけど、
照史くん優しいもん。

その日の撮影は順調に終わって、
那波くんの部屋に帰って早く寝た。

そんな生活が3日も続いたら、
やっぱり那波くんともっと遊びたいな、て
思ってた。遊ぶ時間なんて、夜しかないし。

『那波くん、ゲームやろ？』
夜、
那波くんに、セリフ合わせに付き合ってもらったあと、
おれはそう誘った。

那波「もう寝たほうがええんちゃう？明日早いんやろ」

『でもいっしょにあそびたい〜』

那波「それはおれもそうやけど…」

ドラマの撮影は忙しいし、
那波くんももちろん仕事あって、

帰ってきてから話したりできるんは嬉しいけど、
もっと那波くんと遊びたい。

『ちゃんとアラームかけて起きるから！』

那波「でも、ほら、ハメ外し過ぎんなて丈くんから言われとるし」

『でももう我慢できひん〜せっかく那波くんと居るのに…いっしょあそぼ〜…』

那波「も〜。。。その顔やめ。何も変わってへんなぁ」

『だって……』

那波「今日だけやで？明日、ちゃんと起きてや？」

『えっ！？いっしょにゲームしてくれるんっ？』
嬉しくて飛び上がりそうやった。

那波「ええよ」

『やったー！』

那波「そんな踊りながら喜ばんでも、ゲームならオンラインでもできるやん」

『でも、やっぱ、隣でいっしょやりたいやん』

那波「まあな」

『やろ！やろ！』

おれと那波くんの楽しい夜は更けていった。