A! と驚く僕の夢14 (ページ39)

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迎えに来て！（正門/空野、大吾/那波）18 ページ39

(正門side)

大吾「甘えん坊さんやなぁ」

正門「どないしよ、もう寝かせられへん」

大吾「A〜？俺んとこおいで〜」

大吾が、ぐっすり寝てるAを抱っこしていった。
『ん〜…』

大吾「A、一緒寝よ」

『んー…大ちゃぁん…』

大吾のベッドに連れてって
添い寝するみたいに横に寝かしたら、

Aは寝ぼけながらも
ホッとした顔ですやすや眠り始めた。

慣れてるみたいにAのうつ伏せの
背中を優しくとん、とん、とん、…とする大吾を見て、
「ほんまか」って笑ってしまう。

大吾「今のうちAを可愛がろ思て」

正門「起きてるとA、大吾にはツンデレやからなぁ」

大吾「寮でAがぐずってるとき
大晴とかに引っ付いて寝てるって
那波がよう言うてる」

正門「なんや、それでか。ありがとう」

大吾「ほら、めっちゃ可愛い！見て！」
小声でもテンション上がって伝えてくる。
「俺のこの浴衣んとこ、
小っちゃい手でぎゅってしてるやん、
可愛い〜！小っちゃいな〜！」

幼いAを面倒くさいと言われへんのはええけど
溺愛されるのも戸惑う。

正門「大吾、A起きるで。」

大吾「いや、絶対起きひん」

大吾の言うとおり、
ちょっとやそっとじゃ起きることなさそうやったから、

そのまま会話を楽しんでから寝た。

(Aside)

次の日、会場行くときたいちぇに会って、
『昨日、大ちゃんと一緒寝た！』
て自慢した。

大晴「え、そうなん？」

『おん、そお。』

大晴「大吾にA取られたないわー」

『え〜？』

大晴「いつもは俺んとこで寝てるやん。早よ俺らの部屋戻ってきて」

『おん、たいちぇ、マネージャーさんに言うといて』

大晴「昨日もA、叱られてたし無理やな」
そう言って笑われて、

『なんで知ってるん！？』
てびっくり。

晶哉「廊下であんだけ泣いてたら聞こえるて」

『え！？お兄ちゃんも聞こえてたん！？』

大晴「え？やないで。めちゃめちゃ大きい声で泣いてたやん。締め出されたんやろ」

全部筒抜けで恥ずかしなって
耳まで熱くなる。

『けんちゃんが迎え来てくれへんかったから！昨日は！』
恥ずかしなって、
けんちゃんの腕を引っ張ったら、

急にやったから「俺！？なんで俺！？」ってびっくりしてる。

小島「迎えに行かな帰られへんの？」

『おん。』

小島「それやったら迎えに行ったる」

『え！？ほんまに！？』

大晴「甘やかされてんなぁ」
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