A! と驚く僕の夢14 (ページ26)

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迎えに来て！（正門/空野、大吾/那波）5 ページ26

(Aside)

ライブ終わって、
ホテルの部屋に帰ってシャワーとか浴びて着替えたら、
もう、すぐ行きたくて。

『まさかどくんっ！行ってくるー！』

待ちきれんくて
部屋のドアを開けた。

正門「9時までに帰って来るんやで。」

『はぁいっ！那波くん行こう！』

那波「わかった！ちょっ…早いって！」

大吾「那波もちゃんと時間守り？」

那波「わかりましたー！」

正門「気ぃつけて」

那波くんの手を引っ張って、
部屋を出た。

でも、今日も俺は負け続けとって。。。

『また負けたぁ！全然勝たれへんっ』

「俺と一緒やる？」

『じぶんでできます！』

「もう、ムキなってんなぁ笑」

『もう1かい！』

「ええよ、もう1回な」

那波「終わられへんやん」

(那波side)

今日もAが負け続けて、
何度目かわからへんうちに9時過ぎそう。
さすがに、大吾くんやったら
ルール破ったら絶対お尻ぺんぺんやから
今日は早よ帰りたい。

那波「A、そろそろ戻ろ」

『いやや！もういっかい！』

那波「今日、大吾くんと正門くんと同じ部屋やで。
遅れたら怒られるって」

『でももう1かい〜！もう1かいやりたい〜！』

たぶん眠いAが泣きそうになってて
可哀想やから、
那波「それやったらもう1回…」
俺もすぐ折れてもう1回やり始めた。

でも。
「A〜。次、Aの番やで〜」

『ん〜。』
座ったまま前にコクンコクンして寝てしまったAが、
自分の番やのにカード出せへんぐらいで。

たぶんライブで全力出したから
もう限界に眠いんやと思う。

那波「A、まだやるん？」

『やる〜……』

返事は返ってくるけどAの目は閉じてて、
ガクンガクンして寝てて、
「どうする？」「連れて帰る？」
て先輩たちに言われる。

那波「連れて帰ります」

そうは言ったものの、
Aを持ち上げようとしても重いし、
「A、帰るでー！」って
声かけてももう起きひん。

「完全に寝てるな笑」

仕方ないから、小島くんに連絡した。