A! と驚く僕の夢14 (ページ25)

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迎えに来て！（正門/空野、大吾/那波）4 ページ25

(正門side)

Aが部屋移動9時までのルールを守ってへんかったんが
どっからか事務所の大人にバレて、
ちゃんと守らせなさいて俺が言われて。

次の地方で泊まるときは部屋割りが変更になった。

Aがこじけんと大晴と同じ部屋やと
甘えてルール守られへんから、

巻き込まれてる那波とA、
それに、大吾と俺で同室で、
俺らだけ4人部屋になった。
那波と同じ部屋ならAもどこにも行かんやろ、
っていう事務所の大人の配慮やと思うけど、
最近のAは普通に他の子たちの部屋に
遊び行ってるしそこは最新情報過ぎて知らんかったんやろ。

会場の楽屋入るなり
部屋割りのこと言われたAは、
『けんちゃんとたいちぇと同じ部屋やないんやぁ…』
って寂しそうにしてたかと思ったら、
数秒後には『那波くん！おんなじ部屋やって！
やったー！！』って那波んとこに走っていってた。

小学校高学年の那波は、
「ずっと一緒やん」
って少し恥ずかしそうに笑いながらも
なんやかんや嬉しそう。

(小島side)

『今日はけんちゃんとおんなじ部屋やないんやってー』
不満そうにぶーぶー文句垂れる顔で
ライブ終わったあとAが俺んとこ来た。

小島「毎日9時過ぎまで遊んでたからちゃう？」
実際そうで、まっさんからほんまに毎日時間過ぎてたんか
事情聴取された。

『えー？そうなんかなぁ』

小島「A、俺らの言うこと聞かへんもんな」

『そんなことない！』

小島「まあええけど」

『ちゃんと守ります言うたらまた今度おんなじ部屋にしてもらえるんかな？』

小島「そうかもなぁ。今日はまっさんと同じ部屋やろ」

『そお。』

小島「今日はちゃんと9時までに戻るんやで？」

『わかってる！』

小島「ほんまか、怪しいな」

『大丈夫やって！』

小島「ほんまに今日は時間守り？守られへんかったら絶対おしり痛くされんで」

『わかったぁ』
絶対わかってへん返事。

俺と大晴やから今まで本格的に叱らへんで
何とかやってきたけど、
まっさんと西畑くんやったら9時少し過ぎたら
一発でアウトな気がする。

小島「わかってるんか、まっさんからお仕置きされるん嫌やろ？」

『おん、イヤぁ』
ボーッとしたトーンで返事してきて、
他の子たちに『今日もUNOしに行っていいですかー！？』
って言いに行ってる。
まあ、自分から行けるようになったんも成長やけど。