A! と驚く僕の夢14 (ページ18)

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少し落ち着く居場所（桐山/空野）8 ページ18

(sideなし)

『…ふぇ…っ…っ…お兄ちゃんたちっ…見られてへんかったっ…っおしりっ…ペンされっ…へんっ思っっ…って…たっ…っぇっ…ど…っ…っ』

照史「ん？何？」
泣き止みかけているのに
しゃくり上げて上手く喋れないAに
優しく聞き返す。

『っあきとくっ…っに…っ…おしりペンっ…されっ…っ思ってへっ…っんかって…っっ…っ』

照史「そうやろな、目の前で跳んだもんな。怒られへん思ってたんやろ」

『…ひぅっ…ぅっ…』
小っちゃな手で涙を拭いながら、
やっと顔をあげて頷く。
まだ潤んだ目で幼い泣き顔で見上げてくる。

照史「Aんとこのお兄ちゃんらだけやないで、俺らも見てるで。」

『はい…っ…っ…』

照史「今日は3回で許したったけど、A、もしまた次やったら俺からお尻ペンペン100回やからな」

『え…っ…！ひゃっかい…っ！？イヤ…！！』
フルフルと首を横に振る。

照史「もうせえへんかった100回はないで。そんなびびるな。もうせえへんやんな？」

『もう…っしません…っ…』

照史「それやったええやん」

『はい…っ…』
泣いたあとの顔でにっこり笑うAに、

照史「なんや、めちゃめちゃ可愛いやん、A」

と頭をわしゃわしゃ撫でる。