A! と驚く僕の夢12 (ページ47)

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焦った後の失敗（正門/大晴,空野、誠也/大晴）11※ ページ47

(誠也side)

誠也「アカン、あと10回」

大晴「イヤやぁぁぁぁぁっ」

急にまた子どもみたいに泣き出した大晴の尻を
強めに打った。

パァァンッッ！！
大晴「っっいたいぃぃぃっっっ！！」

暴れて手を振りほどいてお尻を庇った手を
もう一度掴んで押さえた。
大晴「ごめんなさいっっっ」

パァァンッッ！！
大晴「うわぁぁっいたいぃぃっっ」

パァァンッッ！！
大晴「いたいよぉぉっっ」

きっちり10回叩いたって、
最後は思いっきり手形付くぐらい痛くしたった。

大晴「ぎゃぁぁぁぁっっごめんなさいぃぃぃっっ」

ホンマに子どもみたいに泣いて、

誠也「終わり！」
ってズボン上げたってから、
背中ぽんぽんして押さえつけんのやめたら
崩れ落ちるみたいに膝着いて
俺の腹んとこに抱きついてきた。

大晴「うわぁぁぁぁぁぁんっっっ！！」

誠也「痛かったやんな」

大晴「せーやくんっごめんなさいぃぃっ」

誠也「もうええよ。お仕置き我慢したんやから
“ごめんなさい”はもうええ」

大晴「わぁぁぁぁんっっ」
子どもみたいにわんわん泣く大晴の背中をさする。

ヒィヒィ泣いてなかなか泣き止まへん大晴の
背中をさすりながら言う。
誠也「スタッフさんに言うといたで、
大晴が「変えたい」て一昨日言うてたとこ」

大晴「えっ…っ！？」
しゃくり上げて泣いとる大晴が
めちゃめちゃ泣き顔で顔を上げて
びっくりした顔で見上げてきた。

誠也「俺が一昨日聞いたやつで合ってるか
わからへんけど。
今日このあとでも明日の朝でも
大晴が細かいとこ詰めてくれたら
できるように話しといたで」

大晴「え…っ！？ホンマですか…！？」

誠也「その曲までいく前に、大晴、
今日具合悪なったやろ」

大晴「っっ〜っっ！」

急に嬉しそうな泣き顔になって
「っっせーやくん〜…っっ！」
って余計に泣いて抱きついてきた。
「…っありがとう…っございます…っっ…ぅ〜…っっ」

誠也「そんな泣くな。
次から自分で言うといて」

大晴「はぁい…っ…ひっく…ひっく……っぐす…っ…」

(大晴side)
しばらく背中さすってもらってて
ちょっと心地よくなってたら、

小声で「空野に見られるで」言われて、

顔上げたらAがまっさんの膝の上に座って
スポドリ飲んでて
慌てて俺は涙拭って立ち上がった。
それだけでも、痛てて…ってなるぐらい
お尻がまだヒリヒリジンジンする。