A! と驚く僕の夢12 (ページ45)

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焦った後の失敗（正門/大晴,空野、誠也/大晴）9※ ページ45

(誠也side)

正門「わかってたら遅れへんように気をつけなさい」

て説教されながら「50は数減らさへんで」言われて
空野は『ごめんなさいっうわぁぁぁぁぁぁんっっ』て大泣きで身を捩っとる。

俺は、ソファにさっきの体勢のまま、
真っ赤なお尻出してボロボロ泣いとる大晴に
声をかけた。

誠也「大晴」

大晴「っ…ひぐっ…ぅぐっ…せーやくん……っ…」

やっと背もたれから顔上げて振り返った大晴は、
子どもみたいにえぐえぐ泣いて
涙でいっぱいの顔。顔も赤くして
目に涙溢れさして情けない顔で見つめてくる。

誠也「まだお仕置き終わってへんやろ」

大晴の腕を引っ張ったら、

大晴「嫌っ…いややっっ…っ！！ほんまに痛いからぁぁぁ…っ」

ソファにへたり込んで駄々っ子みたいに泣いとる。

大晴「まっさんにっ…っ…っおしり叩かれんのっ…ホンマに痛かってっ…っっ……ひっく…ひっく…もうムリですぅぅ…っっおしりいたいぃぃぃ…っっ…っ」
泣きじゃくって下向いてて、

空野より泣いとるんちゃうかと思う。

誠也「なんで痛くされとるかよう考え」

逃げようとする大晴を無理やり捕まえて、
ソファの上で膝の上に押さえつけたら、
「せーやくんごめんなさいぃぃぃぃっっ」
ってわんわん泣きよる。
このでっかい子ども、空野より大変や。
大晴の手もすぐに背中に押さえつけた。

誠也「空野のこと優しく面倒見たるんはええけど、
時間考えんで遊び行ったらアカンやんな」

パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！…

真っ赤な尻に平手を振り下ろしたら、
大晴は泣きながら身を捩った。

大晴「うぁぁっっ…あぁっ痛いっっいたいよぉぉぉ…っごめんなさい…っごめんなさいぃぃっっいたいっ…せーやくんっもうゆるしてぇぇぇっっうわぁぁぁぁぁぁんっっ！！」

誠也「暴れてへんと反省せえよ」

パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！…
大晴「いたいっだって…っほんまにいたいぃぃぃっっ」

わんわん泣いて足バタバタさして、小学生か。

誠也「遅刻しても連絡せえへんし、
でもホンマはヤバイと思って焦っとって水飲むの忘れてたんやろ」

パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！…
大晴「うわぁぁぁぁぁぁんっっそうですぅぅっっいたいぃぃっごめんなさいっいたいよぉ…っごめんなさいぃぃっっ」

誠也「空野を連れて歩くんやったらちゃんと面倒見たり。水飲ますの忘れたり遅刻の嘘の言い訳に付き合わしたりしたアカン」