ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）10※ ページ35
(正門side)
誠也くんの膝の上に押さえられたまま、
後ろでリチャくんの手が上がる気配がして、
リチャ「あの日、俺がほんまに大丈夫か聞いたの忘れてへん？もう少し泣いとき」
正門「いや…っっ！！」
バチンッ！バチンッ！
息が詰まるような重い平手が
腫れて熱もってるお尻に降ってきて、
あまりの痛さに足が跳ぶように蹴り上がるぐらい
お尻の痛みに悶絶した。
バチンッ！バチンッ！
正門「いぁっっ…っっぁあっっっ」
バチンッ！バチンッ！
正門「あぁぁっっ！！うわぁぁぁぁぁっっごめんなさいぃっっ」
リチャ「これぐらいにしといたる」
手が止められてズボンを上げられて
崩れ落ちるように
誠也くんの膝の上からおりて、
誠也くんの膝に顔を伏せて泣いた。
正門「…ひぐっ…ひぐっ……っ…ぅぅぅ…っっ」
こんな風に泣くのは恥ずかしいけど、
涙が止まらなくなった。
リチャ「少しは俺らのこと頼り？」
誠也「ひとりで無理せんでええから」
誠也くんの手が背中をさすってくれていて
リチャくんの手で頭撫でられて、
しばらく泣いた。
少し落ち着いてきたら
急に恥ずかしなって、
涙を拭ってもぞもぞ立ち上がった。
その涙を拭う姿が余計に子どもみたいに見えたみたいで
笑われた。
誠也「そんな子供みたいに泣かんでも笑」
リチャ「正門がそんな泣くと思わへんかった」
正門「…あんな痛くされたら泣きます…っ…
ほんまに痛かった…っ…まだ痛いです…」
ジンジンと痛みを残すお尻を
ズボンの上からそっと触ってみるだけで
顔を顰めるぐらい痛い。この2人、怒らしたら
ホンマにこわい…！
誠也「また一人で無理しとったら
お尻叩いたるわ」
正門「…！！もうぜったいイヤです…！！」
リチャ「お仕置き効いたな」
“お仕置き”言われるだけで恥ずかしいけど
それ相応のことをしてしまったんやと
今はわかる。痛いほどに。
今日はそのあと、少し時間あけてから
ラジオの収録回の収録やって、
普段は生放送のときには居らんAも一緒やった。
着いたらこじけんとAが先に居て、
誠也くんがまだ来てへんときに
俺がそーっと椅子に座ろうとしてたら
こじけんの隣に座ってたAが
不思議そうに見てきた。
『正門くんどしたん…？』
ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）11→←ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）9※
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めぐみ | 作成日時：2023年3月27日 15時
