A! と驚く僕の夢12 (ページ32)

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ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）7※ ページ32

(正門side)

必死に全力で手を引いて、
拘束を解いてお尻を庇った。
正門「っもうむり…！もうむりです…！痛すぎて…！」
声が必死になってしまうのが恥ずかしい。
でもお尻が一部分だけジンジン熱もって痛すぎて。
「もうやめて…！」

誠也「“やめて”やないやろ。反省しい」

正門「ごめんなさいっ、もう倒れへんので…！」

誠也「まだそんなん言うん？
倒れたから怒ってるんちゃうで。」

正門「〜っ！でもっ…」
わかってるけど認められへん。

リチャ「全然反省してへんみたいやな」

さっきまで無意識にバタバタ暴れてた足を、
リチャくんに押さえつけられた。
正門「…！？」
そして手は誠也くんに簡単にまた背中に押さえられた。

誠也「簡単なことやろ。具合悪いときぐらい
俺らに言い？言うてんねん」

パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！…
正門「痛いっ…っあぁぁ…っっ痛いぃぃっっ……うぁぁっっ」

手を止めてもらってたはずやのに
さっきより痛く感じて痛みに叫ぶ。
お尻全体に響くみたいな強烈な痛み。

パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！パァンッッ！…
正門「痛いっ…！痛いです…っ！うぁぁっっ…あぁぁっっ
もうゆるして…っ！痛いぃっっ」
あまりの痛さに身を捩っても「暴れるな」て冷静に言われるだけで全く手は緩まへん。

パァンッッ！！
正門「うぁぁっっ…！！」

指先まで力込めたみたいな一打にとうとう涙が溢れてきた。
正門「痛いぃぃ…っ…ひぐっ…ひっく…」
泣きたくないのに痛すぎて泣いてしまう。

パァンッッ！！
正門「痛いっっ…！！うぅぅ…っ…ひぐっ…ひぐっ…」

パァンッッ！！
正門「痛ぁぁっっ！…っそんな怒らんでもええやないですかぁ…っひぐっ…ひぐっ…俺やって…倒れたくて倒れたわけやないっ…ですっ…」
お尻の下の方だけあまりに痛くて、
でもこんな風にお尻を叩かれて叱られるなんて
恥ずかしくて悔しくて泣きながら抗議する。

誠也「わかっとる」

正門「わかってるならこんなっ…っ…子どもみたいにお尻叩かんといて…っくださいっ…っひぐっ…ひぐっ…」
泣き声の情けない声になってしまうのが恥ずかしい。
正門「リチャくんももう離してぇぇ…っ…っ」

リチャ「倒れたからアカンなんて言うてへんて」

正門「それやったらなんで…っ…っ…」

誠也「具合悪い時ぐらい言うてって、言うてるだけやねんけど」

正門「でもっ…っ…っひっく…俺がロケ抜けたら…っアカンと思って…っ…」