A! と驚く僕の夢12 (ページ39)

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焦った後の失敗（正門/大晴,空野、誠也/大晴）3 ページ39

(大晴side)

こじが肩貸してくれたから
そこに寄りかかって歩いて、
冷房ガンガン効いてる楽屋に運ばれて
ソファに横たわった。

置いてってくれた飲み物をときどき口にして、
すぐ隣にマットの上にバスタオル敷いて寝てるAに
ときどき水分摂らせながら休んだ。

いつの間にか寝てしまってて、
だいぶ時間が経ってた。

気づいたら、Aはもう起きてて、
みんな戻ってきてる楽屋で

リチャ「大晴ももう平気そう？」

って聞かれた。

だいぶ寝てたみたいで
体スッキリしてて、
重い感じとかも全くなくなってた。

大晴「大丈夫です」

リチャ「それやったら変更したとこ
伝えるから確認して、通しいくで」

もう、リハはほぼ終わってしまってて、
これから通しやっていうとこで
漸く起きた俺ら。

誠也「遅刻してきて2人とも
水分補給せんと倒れるって
どういうことなん？しっかりしてや」

『ごめんなさいっ……ホンマは寝坊したんやなくて…
おれがプール行こってたいちぇのこと無理やり
誘ったから…それで急いで来たから……』

言うな…！
って心の中で叫んだ。
顔には出てたかも。A、今言わんでも…！

誠也「プール！？」

リチャ「寝坊やなかったん？」

『寝坊やない…プール行ってたら
時計見るのわすれて遅れた…』

正門「遊んでたん？」

『ごめんなさい…』

リチャ「プール行って何も飲まんと
走ったり踊ったりしてたら
脱水みたいになるわ」

正門「なんで嘘ついたん？」

大晴「「寝坊した」いうんは
俺が勝手に言いました…」
余計に怒られる空気になって気まずい。

呆れ気味に言われた。
誠也「何してんねん」

正門「時間ないんでとりあえず
変更点伝えましょ」

リチャ「そうやな」

たぶんリハも少し押してて、
急いで変更点だけホワイトボードで
説明される。

でも、
Aは説明されただけで覚えてできるやろか…？
いつも、俺がAの出捌けとか指示して連れてくけど
今日は変わったとこ俺もようわかってへん。

晶哉「Aの出とか僕らもフォローするんで
大丈夫ですよ」
心配してたことを察したみたいに
晶哉に言われて、こじけんが隣で頷いた。
遅刻した上に全フォローされるのとか
情けない。
大晴「ありがとう…」