A! と驚く僕の夢10 (ページ35)

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一緒にやったけど（リチャ/大晴、正門/晶哉、誠也/）4 ページ35

(晶哉side)

俺らはなんとか、
めちゃめちゃ遠く感じたけど
時間をかけてドアのところに辿り着いた。

晶哉「鍵かかってる…！」

『…！いややぁぁぁぁ…っあけてぇぇぇぇっっ』

大晴「A、大丈夫やから泣くな」

もう、どうしようもないから、

3人でドアをガンガン叩いて、
開けてー！！
って叫んでみた。

(誠也side)

リチャ「なんか、音聞こえんねんけど」

リチャが怪訝そうな顔で、
ドアを指さした。
入ったアカンて俺らも言われてるところで。
だけど、中からガンガン、ドア叩く音が聞こえる。

誠也「開けてみる？」

リチャ「…開けるか」

リチャがドアの鍵を回して開けたら、

『…っっ！！』
晶哉「…開いた！」
大晴「眩し…！」

って3人が転がり出てきた。
床に座り込むみたいに勢いよく3人出てきてて
びっくりした。空野だけやないやん。

誠也「……何してんねん」

リチャ「誰かに閉じ込められたんか…？」

『やっと出られたぁぁぁ…っ…真っ暗やったぁぁ…っ』
床にへたり込んで泣いてる空野。

晶哉「中入って、奥まで行ったらたぶんスタッフさんにドア閉められて出られなくなりました。。。」

正門「…何してるん？」

佐野が言うてる途中で、
空野の泣き声が聞こえたんか、正門も来た。

正門「A、足、怪我してるやん」

よう見たらAの足の脛にザーッて2本縦に線が入るみたいに傷ができて血が出てた。
『あし、はさまってん…っ…』

大晴「さっき、中にあったトランポリンに足挟まったみたいで…」

正門「救急箱借りてくる」

晶哉「僕行ってきます」

リチャ「晶哉は楽屋戻り？なんで3人でそこ入ってたんか、話聞かなアカンから」

晶哉「……はい」

(晶哉side)

……アカン、絶対怒られるやつやん。

だから嫌やってん。。。
今さら言うてもしゃーないけど。

俺も大晴くんも、
別に引っ張られてないけど
連行されるみたいに下向いて
誠也くんとリチャくんのあとを付いて行ってる。

横向いて大晴くんと目が合ったら
目で、ヤバイな、みたいに訴えかけてきてるのがわかった。

泣いとるAはリチャくんに抱えられて
楽屋に連れて行かれてる。
前を歩いてるリチャくんと誠也くんが2人で
なんか話してるけどAの泣き声で聞こえへん。