普段とちがう人から 那波スピンオフ（大吾/）4 ページ15
(sideなし)
丈一郎がわざと大きく手を振り上げてお尻を叩く素振りを
して見せたら、
那波「…！！！」
勢いよく首を横に振って、
那波「ほんばんしゅうちゅうできますっ」
と背筋を伸ばして必死な顔で言う。
丈「大丈夫や、リハんときできてたから。」
那波の肩に手を置いた。
丈「あのとおりやればええから。
緊張しすぎんといこ」
那波「はい…！」
いたずらもするし、
叱られたらそのことで頭がいっぱいになってしまう
こともあるし、
でも自信がないダンスに緊張したりもしていて、
幼い那波の心の内はクルクル移り変わる。
なんとか本番が終わって、
大橋「那波、今までで一番よかったで」
と声をかけてもらって楽屋に戻るまで、
那波は、これから叱られることなんか
すっかり忘れていて、
衣装から私服に着替えたときに
急に思い出した。
ちらりと大吾のほうを見たあと、
既に着替え終わっていた大橋の後ろに隠れた。
大橋「那波、何？」
少し笑って後ろを振り返ろうとしても、
那波が背中のシャツを両手で掴んで隠れたまま。
大吾「そんな隠れ方してもアカン」
大橋「ああ、そういうこと」
那波「おしりぺんぺんイヤです〜…！」
大吾「こっち来てお尻出し」
大吾が横から手を伸ばして捕まえようとしたら、
那波は素速くかわして逃げた。
2〜3歩駆け出したところで、
恭平にぶつかって、「うわっ」
と跳ね返った那波の背中を隣りにいた謙杜が支えた。
大吾「はい、こっち来なさい」
那波は腕を掴まれてずるずる引きずられながら、
那波「…いややぁ…っいやぁ…っおしりぺんぺんいややぁ…」
と既に涙目で、目が合った謙杜に助けを求める。
謙杜「俺に言うてもアカンて」
笑われながら、
椅子に座った大吾の膝の上に、
あっという間に引き倒される。
那波「うわぁっ！」
手足をバタつかせてもがいている間に、
スルリとズボンもパンツも膝下まで下ろされて、
小さなお尻にスーッと冷たい空気が触れたかと思うと、
お尻の下のほうの柔らかなところに
大吾の温かい手が乗せられた。
那波「いやですー！おしりぺんぺんいややぁぁぁっっ」
大きな声で叫んで足をバタつかせる。
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月28日 22時
