A! と驚く僕の夢10 (ページ14)

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普段とちがう人から　那波スピンオフ（大吾/）3 ページ14

(sideなし)

大橋「なんでお尻叩かれるか、那波はわかってるんやんな？」

那波「あぶないことしたから……それに、楽屋におらなアカンかったのにあそんでたから……です…」

大橋「それやったらしゃーないやん」

那波「えええ…っ！そんなん言わんとたすけてください〜…
おしりぺんぺん100かいなんて…」
おろおろしながら、大橋の服の袖を掴んで見上げる。
那波「100かいは無理…！100回はムリです〜大橋くん〜…」

大橋「大ちゃんがそう決めたんやったらしゃーない、那波、覚悟決め？」
笑顔で言われるけど。。。

那波「でも〜…」
駄々っこのようにすがって、
お尻を叩かれる想像がついて小さな片手でお尻のところの
ズボンをぎゅっと握って助けを求める。

大吾「那波、そうやってはっすん困らせてもアカンで」
腕組みをしてわざと厳しい表情を作った大吾に、
そう言われて止められて、

大吾「早よ衣装に着替え？」

と促されて、とぼとぼと大橋のところを離れる。

丈「那波はコレな」
少し高い位置の衣装掛けから、
丈一郎が取ってくれた1人だけサイズの小さい衣装を
那波がその場で着始める。

丈「何？また叱られとるん？」
下を向いてズボンを穿いている那波の頭に手を乗せて
丈一郎が顔を覗き込んだ。

那波「さっき…ぶたいそうち…さわって、
挟まりそうなって…あぶなかったから……」

丈「またそんなことして」
呆れたように、優しく笑われる。

那波「…でも…大吾くんからおしりぺんぺん100かいて言われて……おしりぺんぺんはこわいです〜…」
半分衣装に着替えた姿で、
幼い情けない顔で、首が痛くなるぐらいに見上げている。

丈「大丈夫や、今すぐされへんから」

サラッと笑われてあしらわれる。

那波「でも〜…丈くんたすけてください〜…」

丈「そんなことより、那波、集中せえよ。今日やる曲初めてやで。」
那波が振付に苦労していたのを知っていて、
丈一郎が気持ちを切り替えさせようとする。

ハッとしたものの、
まだ、終わったあとのことが気になって
微妙な表情の那波。

丈「那波？本番集中できひん？
それやったら今、俺からお尻ぺんぺんで
めっちゃ泣いてから本番でもええで？」

泣き顔で収録に出るわけにはいかないから、
本当にそうするつもりはないけど、
そう言ってみた。

那波「！！！」