A! と驚く僕の夢10 (ページ40)

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一緒にやったけど（リチャ/大晴、正門/晶哉、誠也/）9※ ページ40

(晶哉side)

正門「怪我したんAやったけど、
晶哉か大晴やったかもしれへんって、わからへん？」

バチンッッッッッッ！！！バチンッッッッッッ！！！
「いっっぁぁぁぁっっっ…わかる…！わかりますぅぅぅ…っ！！」

痛すぎて、叫ぶような声になってしまうのが恥ずかしい。
でも、そんなこと思う間もないくらい
続けてお尻引っ叩かれ始めて、
息が詰まるぐらいの痛みに恥ずかしさなんて吹っ飛んでしまった。

正門「下手したらあんな小っちゃい怪我で済んでへんで」

バチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッバチンッッッッッッ
「っっっっっ！！！っっっっ！！痛いっっ痛い痛いっっホンマに痛いよぉぉ…っっ正門くんっっ……痛いぃぃぃぃっっっ！！あぁぁぁぁっっ」

叫び声を上げたら、涙が一粒こぼれて床に落ちてしまって、
必死に目をぎゅっと瞑って堪えようとした。
足が勝手に暴れたら、

正門「小っちゃい子やないやろ、暴れんとき」

って少し笑われて、
あんな痛い平手打ちしてきてんのにそんな余裕そうな声も
こわくなって、でももう堪えられへんくて、

晶哉「ごめんなさいっっっっもうしませんっっ」

って必死に叫んだ。涙出るぐらい痛いのも
これ以上お尻叩かれたら本格的に泣いてしまいそうなんも
全部嫌で、どうにか終わりにしてほしくて。

声だけ聞こえるAは
大泣きしとってこっちなんか見てへんやろ
っていうのがまだ救いやけど。それどころやない。

正門「それは何の「ごめんなさい」なん？」

晶哉「…ふぇ…？」
手を止めて聞かれて間抜けな声が出てしまった。

正門「ただお尻叩かれるの嫌で言うてるんやんな」

晶哉「…！！」
なんでバレるん…！？

正門「Aと変わらへんで。」

晶哉「ご、ごめんなさい……」
気持ちは追い込まれるしお尻がジンジン痛む。

正門「Aと全く一緒はアカンやろ。
俺らだけやなくて、晶哉も。Aよりは
もう少し自分抑えられるし、アカンことはアカンって
Aに教えるぐらいできるやんな？」

晶哉「はい…」