A! と驚く僕の夢10 (ページ20)

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普段とちがう人から　那波スピンオフ（大吾/）9 ページ20

(sideなし)

ヒィヒィ泣いて激しく泣きじゃくる那波の小さな背中を
大吾の右手が撫でた。

大吾「我慢できたから終わりな」

那波「…ひっく…ひっく…ごべんなだい…っっ…だいごくん…っごべんなだいぃぃぃ…っ」

大吾「もうええよ、もうせえへんもんな」
優しく言われて、

余計に涙が溢れてくる。

那波「〜〜〜っっ」

丈「お尻真っ赤っかやな」
優しく手をはなして頭を撫でられる。

大吾がそっと、那波の真っ赤なお尻にパンツもズボンも
穿かせると、

那波「……いたい〜…っ」

と甘えた声で泣く。

大吾の膝の上に、今度は優しく抱き上げられて、
抱っこされても、

着いたお尻が痛くてもぞもぞして、
痛くないポジションを探す。
その間も、大吾にぎゅっと抱きしめられて
顔は隠して甘えているけれど。

那波「…っ……っ…めっちゃ痛かった…っですぅ…っっ…
…っふぇぇぇぇぇぇぇん…」

泣きじゃくる小さな背中を優しくとんとんされて、
こもった甘えた声が聞こえる。

大吾「痛かったな」

那波「…おしりぺんぺん…っ…ひゃっかいはイヤ…っ…」

大吾「イヤやったらもう危ないことせんとき？」

泣いてかすれた声で小さく返事をした声が聞こえて、
ホッと息をついた小さな背中が丸まった。

しばらく大吾に抱っこされて、
甘えて落ち着いている那波に、

丈一郎が声をかけた。

丈「那波、送ってったるで。そろそろ帰ろ」

やっと泣き止んだ顔の那波が顔を上げた。
当たり前だけどもう他には誰も残っていない。

のそのそと、大吾の膝の上から下りて、
帰る支度をした那波が、

丈一郎の隣に並んで見上げてきた。
那波「…丈くん…さっき手ぇぎゅっとしてくれてありがとう…ございました……」
言っている途中で恥ずかしくなって声が小さくなる。

丈「大吾、鬼やったからなぁ」
那波の小っちゃなお尻をポンポンしたら
ヒャッと声が上がって那波が一歩横に逃げた。

大吾「鬼言わんといてください」

丈「帰るでー」

那波「おつかれさまでした」

最後に大吾に頭を撫でられて、

楽屋から出て寮に帰った。