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初めて会った、あーずーの相方さん。


人の良さそうな顔。


「はじめまして」と言う声は柔らかく、優しげだった。


初対面の人でももう平気なのかな。


もう固定観念はなくなって、男性恐怖症はどっかに消えちゃったのかな。


色々考えつつ心配していると、ぶんけいさんが私の前に座る。


あーずーにちょっと目配せすると、こちらを向き一言、


「ごめんね」と謝り、私に手を伸ばす。


気づいた時には、私はぶんけいさんの腕の中にいた。


「えっ」


「ごめんね、急に」


顔は見えないけど、困ったような、そんな声が耳元でした。


あーずーが私に言う。


「どう?こんなことされても平気?」


「…うん」


ドキドキはしているけど、恐怖からじゃない。


むしろ落ち着いている。


「ならもう平気だね、きっと」


あーずーが笑う。


私から体を離したぶんけいさんもよかったね、と笑ってくれた。

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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月10日 7時

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