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朝起きると、リビングのほうが騒がしかった。


あれ、もうみんな来てるんだ。


立ち上がり、寝癖を確認しつつリビングへと向かった。


「おはよう」と声をかけるとそこにいたみんながおはよう、と返してくれる。


机には食べ終わったパンの袋があるから、朝食は済ませたみたいだ。


「ごめん、私が朝ごはん作ればよかったね」


「いーのいーの、昨日から家事全部やってくれてるんだから少しは休んどいて」


「そうそう」


虫さんとりょうくんが言ってくれる。


「あれから大丈夫だった?」


としみつくんが私に問いかける。


昨日の夜を思い出して、ちょっとの恐怖と


としみつくんの前で泣いてしまったという羞恥心が湧き上がってきた。


「あ、うん!大丈夫」


多分顔が真っ赤な気がする。


軽く手で頬を冷やしながら自分の朝食のためにキッチンに逃げ込んだ。

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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月10日 7時

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