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としみつside

てつやに風呂に入ると伝えて15分位たっただろうか。


風呂から上がると既にメンバーはいなくて、


Aがキッチンで1人、皿洗いをしていた。


おい、てつや、手伝ってやれよ。


ソファに座り、完全にリラックス状態の


てつやを小さく睨みつけ、Aに声をかけた。

「手伝うよ」


Aは「え、別にいいよ?」と言ってくれたけど流石に何もしないわけにはいかない、


と何も言わずに袖をまくって皿洗いを始めた。


隣でAが俺のことを見ているからカッコつけたいんだろうか。


普段なら皿洗いなんて自分から絶対しないのに。


あぁ、なんだろう。自分をよく見せようとしてる自分がいる。


Aに好かれたい?Aが好きなのか?俺。


いや、違うだろ。心の中で首を振った。


でも実は自分で認めたくないだけだ、なんて。


今は知られたくないし、知りたくもない。

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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月10日 7時

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