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すっかり用意したご飯のことを忘れていた。


まだ冷蔵庫には何かあったはずだし、間に合わせでいいなら多少は作れる。


「足りないよね、もうちょっと作り足すね」


でも全員のお腹が膨れる程になるだろうか?


「材料とか足りる?」


兄は私と同じことを心配しているようだ、


間に合わせるしかない、そう思った。


みんなの好みはよく分からないけど、とりあえずぱぱっと作って持っていく。


「うわぁ…」としみつくんが声を上げた。


「てつやんちでこんなの食べると思わなかった」


りょうくんが目を丸くしてる。


どうしたんだろ、不味そうに見えてる?


そう思った瞬間、「めっちゃ美味しそうやん!早く食べよ」


虫さんが笑顔を浮かべた。


どんどんお皿が空っぽになっていく。


数十分と経たないうちに全部が空っぽになった。

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作者名:リオ | 作成日時:2018年9月10日 7時

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