45話 リノアの鶴丸国永side ページ47
大広間で全ての刀剣男士の手入れを終えた青い巫女服の女は今、すまほ？というもので誰かと連絡をとっている
しばらくすると青い巫女服の女は連絡が終わったらしくさっきまで背中を向けていたが今は顔を此方に向けている
「今、政府に連絡した
今審神者部屋と思われる部屋にあるものは全て処分される
処分されて困るものがあるなら今すぐ取りに行け」
シンとする大広間
誰も行かない
初期刀である歌仙でさえも動こうとしない
「いいんだな？もう政府は来るぞ
いいのか？初期刀の歌仙兼定
思い出とかはないのか？」
「嗚呼
主……いや、リノアは僕を大事にしてくれなかったから
思い出なんてひとつもないよ」
「…………わかった
では次だ
ここの本丸は審神者がいなくなったため１週間後新しく審神者が来る
くれぐれも殺したりしないように
以上だ」
「ま、待ってください！
あなたが此処の審神者になるのではないのですか！？」
咄嗟に長谷部が問う
まぁ、確かに俺もそうだと思った
最近は見習いによる本丸の乗っ取りが増えている
俺はてっきりこの青い巫女服の女がリノアを殺してこの本丸を乗っ取ろうとする見習いだと思っていた
この女のあの行動なら新しい主として認めようと思った
「あー、へし切長谷部
もしかして俺の事見習いだと勘違いしてる？
俺は政府に依頼されたからあの女殺しただけだよ」
こりゃあ驚いた
鶯丸が頭を下げて青い巫女服の女に向かって言った
「頼む
俺たちの主になってくれ」
他の刀剣たちも鶯丸と同じように青い巫女服の女に頼み込む
あぁ、やはりみんな信じることが出来たんだな
憎いはずの人間の１人を
「すまないが……それは出来ない
俺は見習いでも政府の人間でもない
審神者だ
俺には俺の刀剣男士がいるんだ
本当に申し訳ない」
そう言い終わるのと同時に本丸の門が開く音がした
おそらく政府の人間が来たのだろう
「では、俺は帰る」
青い巫女服の女が帰ろうとする
「待ってくれ！」
俺は青い巫女服の女を引き留めた
「最後に君の審神者名を教えてくれ」
これだけを聞くために
「俺は
『響』だ」
それだけ言い帰っていった『響』の背中がとてもかっこよかった
「ありがとう『響』
俺たちを救ってくれて」
なんてらしくない言葉を俺は呟いた
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漢らしく(プロフ) - 氷翠さん» こんな作品を読んでいただきありがとうございます！そう言っていただくと更新頑張れます！ありがとうございます！ (2019年10月7日 15時) (
レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 既に！？既に何ですか！？気になります！更新ファイト！ (2019年9月30日 22時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
漢らしく(プロフ) - あなや〜さん» ありがとうございますぅ！（嬉し泣き)忙しくなかなか更新できないかもしれませんがこんな俺の初作品をよろしくお願いします（土下座) (2019年8月27日 14時) (レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
あなや〜(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: d50768ae5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王子 | 作成日時：2019年7月8日 10時
