36話 ページ38
「今度はなんだよ」
俺は爆豪を睨む
「最後に聞かせてくれ
何故ヘドロの時俺を助けた
その行動がヒーローだってことはお前ならわかるはずだ」
「俺は確かにヒーローは嫌いだ
だから、彼処にいたヒーローたちのように見てるだけ、見て見ぬふりだなんて虫酸がはしる
そう考えたらイライラしてな……
気づいたらお前の方に走り出していた
だから勘違いすんな俺はお前を助けた訳じゃないあんなヒーローと一緒に……」
「本当にそうか……
俺にはAの目がどこか悲しく見えた
何かを思い出させるような……そんな目だった
本当はまだヒーローになりたいと思っているんじゃないか」
そんなわけない
俺がそう言おうとした
しかしその言葉は桜吹雪によってかきけされた
桜吹雪の中からは
天下五剣で最も美しいといわれる
三日月宗近が立っていた
「小僧、主はもう人間のものではない
俺たち“刀の付喪神“のものだ」
また桜吹雪が舞った
今度は、小狐丸だ
「ぬしさまと我々は相思相愛……
もうぬしさまは審神者としてこれから生きていくと誓ってくれた」
また桜吹雪が舞った
今度は、石切丸だ
「さぁ主、もう帰ろう
短刀たちが待ちくたびれているよ」
迎えに来てくれたんだな……
「嗚呼、ごめんな、帰ろう」
すると三日月が
「おお、そうだ１つ言い忘れていた
主は先に帰っていてくれ」
「？お、おう」
俺は三振りをおいて先に帰った
ーーーーーーーーーーーーーー
三日月side
主が帰ったあと小僧共の方を向く
「確か轟と爆豪と緑谷だったか？
お前達は主のことが好きなんだな」
すると轟と爆豪は緑谷の方を見る
「いや、僕は……その……」
「はっはっはっ、隠さんでもよい
神にはすべてお見通しだ」
「……はい」
「三日月それよりも早く本題に入れ
まぁ内容は大体わかるがな」
小狐丸がそう言う
野生故というやつだな
「すまんな
では直球に言う
主は俺たちのものだ
もうじき主は俺たちの神力で不老不死となる
付喪神にはあの世はないからな
高校を卒業したら本丸から出られなくする予定だ
だからもう主に関わるな」
「我々はぬしさまを死ぬほど愛しています」
「その縁を切られては困るんでね」
「「「Aハ誰ニモ渡サナイ」」」
我々が狂っていると？
はっはっはっ
愛故だな
俺たちはそれだけ言い残し本丸へ帰った
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漢らしく(プロフ) - 氷翠さん» こんな作品を読んでいただきありがとうございます！そう言っていただくと更新頑張れます！ありがとうございます！ (2019年10月7日 15時) (
レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 既に！？既に何ですか！？気になります！更新ファイト！ (2019年9月30日 22時) (レス) id: 3797fcfa5c (このIDを非表示/違反報告)
漢らしく(プロフ) - あなや〜さん» ありがとうございますぅ！（嬉し泣き)忙しくなかなか更新できないかもしれませんがこんな俺の初作品をよろしくお願いします（土下座) (2019年8月27日 14時) (レス) id: 72d04f0ace (このIDを非表示/違反報告)
あなや〜(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: d50768ae5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王子 | 作成日時：2019年7月8日 10時
