23話 ページ23
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緑色「…らだお君？何でA様の事知ってたか聞いてもいい…？」
窓際で庭を案内されているAを見下ろした王。
こちらを見るやいなやさっきとは違った満面の笑みで笑いかける。
らっだぁ「レウさんにもコンちゃんにも緑君にも聞いてないもんね。何でだと思う？」
緑色「質問に質問で返さないでっ。」
ぷんぷん怒る緑色に笑いつつ、
死んだ魚のような目で話し始めた。
らっだぁ「全てが仕組まれていた事ならば納得が行くと思わない？どこからどこまでが現実で、どこからどこまでが決まっていた事…だとしたら緑君はそういう人生辿るのは嫌？」
緑色「俺は…らだお君と出会えるなら何でも……」
らっだぁ「デレだ。ふっ……皇太子って位置付けは狙われやすく暗殺対象だったんだよ。皇太子を守る為に偶然近所に住んでいたきょーさんを利用し、近づき、皇太子との関係状況を当主達に流してた。それが俺だよ緑色。」
緑色「…じゃあきょーさんとの出会いは確定だったってこと……？」
らっだぁ「違う違う、A様が隠れ住んでいた家の隣に偶然住んでたのがきょーさん。つまるところ、隣人がきょーさんじゃなかったら別のどこかで知り合ってるか、知らないまま…の、どっちか。」
皇太子には王になる精神力が欠落してた。
生を狙われ、死をもさえ決められない人生。
そんな皇太子の心を癒す最高の役者がばどきょー、
ただ隣人という、位置関係の為だけだったのだ。
緑色「…A様可哀想。今後もレールが決まってるの…？」
らっだぁ「ん？あ〜…それは、俺の上司によるかな。」
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乾(プロフ) - そらさん» コメント誠にありがとうございます。そう言って下さってモチベに繋がります…！そろそろ停滞してくる頃なんですが、完走出来るよう頑張りますね！ (2022年7月16日 11時) (
レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
そら - 文章とか人の感情とかがすごい伝わってきてめっちゃ好きです！これからも投稿頑張って下さい！ (2022年7月15日 13時) (レス) @page16 id: 95e75249fc (このIDを非表示/違反報告)
乾(プロフ) - はるさん» コメント誠にありがとうございます。ﾜｰ!!ありがとうございます!!この男主君の運命はもう最後まで決まってるんですが今後とも見て頂けると幸いです! (2022年7月13日 22時) (レス) id: 1cb24a78b9 (このIDを非表示/違反報告)
はる - うぁぁ（号泣）好きです…何もかも好きです…切ない… (2022年7月13日 0時) (レス) @page14 id: 5cf767bfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乾
| 作成日時：2022年7月3日 23時
