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可能性 ページ26

Aside





乙「じゃあ俺は後ろからついていくね」






兄「あぁ」





バタンッ









朝からずっと気になっていた






この駅は家族と何度も行った場所だったから






嫌でも考えてしまう







楽しい思い出が






苦しみに変わっていく







そんなの嫌だ








苦しみに変わっていくのは







この“事件”に謎が多すぎるからだ








調べる必要がある








この苦しみから解放されるまで








兄「んで、場所は何処だ」







『…ここを真っ直ぐ




次の角を右に行ったらある』






弟「結構近いんだね







…それで」





弟者が何を言うか、予想はついていた






弟「なんで行くって言い出したんだ?」







あんなにヘラヘラしていた弟者が




真剣な目を向けてくる






弟者の目はあまり好きじゃない





嘘がつけなくなる







『…長ったらしくなるよ』







私は一つ忠告して話始めた






『私の家族はもういない


でも、私は生きている


なのに警察や周りの野次馬達は家族全員亡くなったって思ってる


いや…そうしているんだ』





弟「なんでそう分かるんだ?」





『だって


火事の現場に私が死んだって言う決定付ける証拠は無いんだ


現時点で私は生きているから』




弟「じゃあなんで…」




『考えられることは2つある



一つは、私が生きていると知っていながら、何らかの後ろめたい理由でうやむやにしようとしたから



もう一つは









私以外の誰かが死んだか』





兄「…なんだって」





『可能性はゼロじゃない』





弟「あんまし考えたくないな…」







『特に私には後ろめたい事なんてないと思うし、あったとしても警察やらがそれを許さないと思う



でもその警察がなにもしていないんだ



おかしい』







兄「ここを曲がるのか?」






『うん』コクッ





弟「…Aはその謎を知りたいのか?




行ったら分かることがあるのか?」





『…いや




でも分かることがあるかもしれない





ただそれだけ』







そう、それだけ








それに、家族にも会えそうな気がする









弟「…」









兄「っ!






ここか…」






真っ黒な山







弟「…酷い」









あそこにみんなが埋まっているんだな

腕のなか→←決心



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月光(プロフ) - 半年ぶりぐらいですねぇ。こちらにも帰ってきました。とても無責任に終わってしまったこの作品…実はパスワードが解らなかったのです←しかし飽きっぽい性格でもあるのでこれから続くか解りませんが、ネタが尽きるまで頑張ろうと思いますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2017年8月5日 12時) (レス) id: 4e1ec2a187 (このIDを非表示/違反報告)
月光 - いろはさん» ありがとです(T_T)いろはさんの作品観ましたよ!とても面白いです!長続きしないタイプなのですが、出来るだけ多く更新出来るようにがんばります!!これからも宜しくお願いしますm(__)m (2017年1月27日 17時) (レス) id: 4e1ec2a187 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 初めまして、いろはと言います!私も最近2BRO小説はじめたばかりなのですが、とても続きが気になる小説ですねっ楽しみにしてますっ (2017年1月27日 1時) (レス) id: 2907c28270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月光 | 作成日時:2017年1月22日 21時

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