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「なんか一人で葛藤してる…？」
「そりゃこんな大金を目の前にしたらそうなりますって！」
「じゃあこうしよう。これは一度に渡すんじゃなくて、君が欲しいと思った時に引き出せるようにする。ここの銀行使ってもいいよ。俺がなんとかしとく」
それは……確かにありがたいですけど！
ありがたすぎて何か裏があるんじゃないかと思ってしまうのですが！
「それと、ここに来たのもう一つあるんだけど…」
そして何やら受付にいるお姉さんと話し始めた。
「ね、今は俺がここにいるから、休憩にでも行って来ていいよ」
「休憩ですか…？」
「うん。たまには息抜きも大事だと思うよ」
「ではお言葉に甘えて、近くを散策してきます」
え、お姉さんどっか行っちゃったけど…。
「こっち来て」
「はい…」
今度は銀行の二階の方に案内された。
なんかこういうの秘密のやつっぽくて謎にわくわくする。
「ど、どうかしました…？」
「これは急遽出来た予定というか、本当はこんなことするつもりなかったんだけど」
何も知らずに近づいたのが運の尽き、右腕を強く引かれ、バランスを崩した私はタルタリヤさんの胸に思いっきりダイブする。
「す、すみません！すぐ退きます！」
すぐに離れようとするが、逃げられるわけもなくそのまま壁に追いやられた。
壁に手をつき、顔と顔が近づく。
「…あ、あの、」
「Aちゃん」
「は、はい！」
「俺、あの時のことまだ許してない。…そうやって警戒したりしないから、今も俺に喰われそうになってる」
首筋にちゅ、と軽く口付けをされる。
首元に息がかかって声が出そうになるのを必死に抑える。
「声、抑えなくてもいいのに」
「そこで話すのだめ、です…」
「そう？……またこんなところに印つけられちゃって。いっぱい上書きしてあげよっか」
「ん……、いっ…！」
首元がくすぐったいと同時にチクリと痛覚が走る。
あの時少年にやられた時より痛い。
「少し痛かった？でももうちょっと我慢してね」
首筋、鎖骨といくつも印とやらをつけていく。
その度にくすぐったさと少しの痛みからどうしても体が反応してしまう。
「ははっ。さっきから体ビクビクしてるよ？」
「…なんでそんなに楽しそうなんですか」
「だって楽しいもん」
そう言うタルタリヤさんはいつもの雰囲気では無くなってた。まるで理性を無くした狼のような。
そして明らかに私の反応を見て楽しんでいた。
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蒼(プロフ) - やっぱりタリヤちゃんのベルトはｴｯｯｯｯｯﾁベルトですよね〜！！表現が分かりやすかったので凄くドキドキしながら見させていただきました〜！！好きです🥹🫶 (10月5日 15時) (
レス) @page40 id: 2e07dff5be (このIDを非表示/違反報告)
ららな(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️とても面白くドキドキしながら拝見させてもらっています笑無理しない程度で頑張ってください！応援してます🔥 (2023年2月25日 15時) (レス) @page40 id: 58171cba1a (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» いえいえ！長らくこの作品を読んでくださってありがたい限りです！ (2022年12月27日 15時) (レス) id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - 何度もすみません… (2022年12月27日 12時) (レス) @page37 id: 01a1df8e04 (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» なるほど…思いついたら書きますが、申し訳ないですがもしかしたら書かずに完結してしまう可能性もあります…。 (2022年12月27日 0時) (レス) @page36 id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音羽すず | 作成日時：2022年7月21日 21時
