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# 18 ページ19



「そう言えばこの前、私とある男の子を助けたんですよ!」

「男の子?人助けでもしたの?」

「そうそう!なんだか可愛い子でしたよ」


せっかくだし何か雑談でもしようかと、私は少年のことを話した。



「少年……可愛いの?」

「え?まあ、子供にしては褒め上手というか、可愛げがあるなって」


少年のことを話していると、「ふーん」と相槌を打つだけでいつもの明るい表情では無くなった。


「もしかして妬いてる?」


「まさか!そんな子供相手に嫉妬なんて……でもまあ、君にはずっと俺のこと見てて欲しいなって思うよ?」


「え、え!?」


突然目線を合わせながらそう話す。
いきなりそんなこと言われたら流石に驚く。


「な、なんかさっきから変ですよ!」

「変…?何が?」

「距離の詰め方というか…」


ここに来てから口説き文句を連発している。
本当に何か企んでるんじゃないだろうな!?


「そんなことないよ。今までだって割とこんな感じだったじゃないか」

「そ、そうでしたっけ…」


確かに距離感はこれくらいだったかもしれない。
でも前はこんなに甘ったるい言葉を言ってきたりはしなかった。



「そんなことより、今日はもう疲れてるでしょ?」

「まあ、はい」


また話し合う時が来てしまったのか…。
寝る場所について。



「じゃあ私はもう寝ますね。ソファで」

「いいや。女の子をソファで寝させるわけにはいかないでしょ?」

「じゃあタルタリヤさんがソファで寝ます?」

「それも嫌」


一緒にベッドで寝る以外の選択肢考えてないでしょこの人…。
あんな狭いベッドで二人でなんて寝苦しいに決まってるのに。



「はい、てことでAちゃんは俺と一緒にベッドで寝るの」

「どういうことですか!?……ってちょっと待ってください!」


そんな話をしている間もなく、私の体はひょいっと簡単に持ち上げられてしまった。
要するにお姫様抱っこの状態。
しかしそんなことより、抱っこした時の衝撃でYシャツの裾が少しはだけて下着がチラッと見えた。
急いで隠したのだが、こいつの目線は明らかに下着の方に行ってた気がする。



「今…見ました…?」

「んー?黒のレースの…」

「うっわ本当に最低ですね」


合ってる。だからこそドン引きである。
しかも特に驚く様子もなく…ってことはやっぱりさっき下から見えてたってことか…?

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(プロフ) - やっぱりタリヤちゃんのベルトはエッッッッッチベルトですよね〜!!表現が分かりやすかったので凄くドキドキしながら見させていただきました〜!!好きです🥹🫶 (10月5日 15時) (レス) @page40 id: 2e07dff5be (このIDを非表示/違反報告)
ららな(プロフ) - 初コメ失礼します🙇‍♀️とても面白くドキドキしながら拝見させてもらっています笑無理しない程度で頑張ってください!応援してます🔥 (2023年2月25日 15時) (レス) @page40 id: 58171cba1a (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» いえいえ!長らくこの作品を読んでくださってありがたい限りです! (2022年12月27日 15時) (レス) id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ - 何度もすみません… (2022年12月27日 12時) (レス) @page37 id: 01a1df8e04 (このIDを非表示/違反報告)
音羽すず(プロフ) - ゆっきーぷさん» なるほど…思いついたら書きますが、申し訳ないですがもしかしたら書かずに完結してしまう可能性もあります…。 (2022年12月27日 0時) (レス) @page36 id: 07f0f0245e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音羽すず | 作成日時:2022年7月21日 21時

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