🫧 手伝い ページ11
敦「む、無理だ！奴……奴に人が敵うわけない！」
国木田「貴様『人食い虎』を知っているのか？」
敦「あいつは僕を狙っている！殺されかけたんだ！」
敦「この辺に出たんなら早く逃げないと……」
敦君が逃げようとした瞬間、国木田さんは敦君を床に押さえつけた
国木田「云っただろう」
国木田「武装探偵社は荒事専門だと。茶漬け代は腕1本かもしくは
敦「……っ！」
『少しそれはやりすぎじゃないですか？国木田さん』
太宰「Aちゃんの云う通り。君がやると情報収集が尋問になる。社長にいつも云われているじゃないか」
国木田「……ふん」
国木田さんが集まっていた野次馬を追い払い、
太宰「それで？」
敦「……うちの孤児院はあの虎にぶっ壊されたんです」
『！！』
敦「畑も荒らされ蔵も吹き飛ばされて、死人こそ出なかったけど貧乏孤児院がそれで立ち行かなくなって口減らしに追い出された……」
『……酷い…』
太宰「……そりゃ災難だったね」
国木田「それで小僧、「殺されかけた」と云うのは？」
敦「あの人食い虎……孤児院で畑の大根食ってりゃいいのに、ここまで僕を追いかけてきたんだ！ 孤児院を出てから鶴見川のあたりをふらふらしていた時、僕の後ろに……！」
後ろに……？
それじゃあ、何故敦君は食われてないんだ？
おかしい……
「あいつ、僕を追って街まで降りてきたんだ！空腹で頭は朦朧とするしどこをどう逃げたのか」
太宰「それいつの話？」
敦「院を出たのが2週間前、川であいつを見たのが……4日前」
国木田「確かに。虎の被害は2週間前からこっちに集中している。それに4日前に鶴見川で虎の目撃証言もある」
もしかして…虎の正体って
いやいや、そんな有り得ない。小説の世界じゃないんだから
太宰「敦君、Aちゃん これから暇？」
『猛烈に嫌な予感が……』
敦「うん、僕もだよ。」
太宰「君が『人食い虎』に狙われてるなら好都合だよね」
「虎探しを手伝ってくれないかな」
『嫌です！！っていうかなんで私も！？』
敦「い、いい嫌ですよ！それってつまり『餌』じゃないですか！誰がそんな…」
太宰「報酬出るよ」
「国木田君は社に戻ってこの紙を社長に」
国木田「おい、2人で捕まえる気か？まずは情報の裏をとって…」
太宰「いいから」
敦「ちなみに報酬はいかほど？」
太宰「こんくらい♡」
『「やります！！」』
夢だろうし、やってみたい……！
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おとは。(プロフ) - めろ。さん» 有難うございます！頑張ります！こんな文才でよければ……！（ (2022年5月29日 9時) (
レス) id: 3245560052 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - 面白いです！！！！私トリップ系書くの苦手だから主様の文才食べたい……(？)更新頑張って下さい！ (2022年5月29日 8時) (レス) @page10 id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おとは。 | 作成日時：2022年4月29日 15時
