音華学園高等学校 (ページ18)

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学校生活6日目数学ページ18

｢こーんにちはー。数学を担当します。泡雪着奈子(あわせきなこ)です。好きな食べ物はかき氷。よろしくね。はい、質問ある人｣

｢はーい！泡雪先生って雪女ですか！｣
｢うん。怒ったら凍らせるから覚悟しといてね。次｣

何人かが息を呑んだ。

｢あ、はい。結婚してますか？｣
｢うん。してます。娘は二人います。｣

｢ねぇねぇ、あの先輩可愛いよね？いくつに見える？｣
隣の涼李ちゃんがこそっと聞いてきた。

｢んー…28？でも、妖怪だから年取ってるとは思うけどさすがに聞けないよねぇ…｣

馬鹿正直に聞けるわけでもないので見た目年齢を話す。
洋服であると、何百年も生きる者もいるが、見た目は若いままだったりする為見た目は宛にならない。

｢はい！先生何歳ですか！見た目的には28ぐらいですかね？｣
｢ちょ、涼李ちゃん？？！｣

｢うーん。まぁ、100年は過ぎてるかな。詳しくは数えるの辞めちゃったから覚えてないや｣

｢ひぇ…答えるの……｣
そんなことを小声でもらし、驚く。

｢やっぱり、年齢凄いねぇ……｣
｢大先輩だよ｣

そんな会話を小声でしながらこの後の数学の授業を受けた。
先生は終始真顔であった。