kne ページ3
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救われない、ふたりのお話。
記憶有 転生× 記憶無 転生
何度も転生する叶とA。
今回の転生では葛葉の発言がきっかけで叶のみが記憶を保持することになる。
ほとんどの場合は、どちらも転生していることを自覚すること無く息絶えてゆくので、このパターンは非常に珍しい。
しかし、今回の転生ではAとはただの同僚であり恋仲ではない。
色々な思い出がある。だけど、その思い出には「恋人としての"自分"」はひとつもなくって。
親友として関係もいいか、と思ってみたりしてもなんだか物足りない。
そんなとき、一緒に旅行をすることになった二人。
旅の終わり、
「ねぇ、A。このまま二人でいよーよ」
と心中に誘う叶。
アンチで心が傷ついていたAはそれを快く承諾する。
『…いいね、そーしよもう、なんだか疲れちゃった。』
海に着いた時最期に、とAは話す。
『私ね、最初の自己紹介の時に
"叶わないと書いて叶です"って言われてびっくりしたの。
最期に意味教えてくれない？』
「…別に意味なんてないよ。
物事全てに意味なんてないからね。
ただ…今なら"叶うと書いて叶"って読んでもいいかもね」
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心中、という行為をするのには見合わない
晴れ晴れとした晴天でした。
これが「いくつかの可能性」の結果なのだとしたら
神なんてものはあまりに無責任なものです。
気づかなければ受けられた幸せ、
とでも言いましょうか。
皮肉なものではありますが、
「くーちゃん、もっかいやろ！」
「えーやだ
しかもそろそろバス来るっての」
「えﾞっ、うわまじじゃん！！」
「ほら、行った行った」
くーちゃん、と呼ばれた高校生と思わしき男は
セーラー服の少女を目で追った。
バスが見えなくなると、男の目は紅色に、黒髪は一瞬にして白髪になった。
それと同時に薄く柔らかい茶髪の男が姿を現す。
「お前もさ、健気なもんだよな」
「ん〜？なんの話？
それより、葛葉あの子のこと好きなん？笑」
「……多分叶が言ってるのとは違うベクトルだろーな。
あいつと俺が付き合うなんてのはぜってぇねぇし
第一許しちゃくれねぇだろーね。」
「推しってこと？そーゆー感じねぇー」
彼らの会話は一向に噛み合わない。
それもそうだろう。
なぜなら
彼らが出会うべきして出会うのは
もう少し先の話なのだから。
END
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月ノ美兎
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雨宮つゆ(プロフ) - しなさん» わわ、お友達出来ちゃった！？素敵なリクエストありがとうございました〜✨ (2023年4月30日 19時) (
レス) @page9 id: 20e42029e5 (このIDを非表示/違反報告)
しな - わー！リクエスト叶えてくれた、、ヤンデレかなかな好きなんですよねつゆちゃんでいいですかね？また現れると思うのでまた今度！さよなら！ (2023年4月30日 17時) (レス) @page9 id: 2d46de6c89 (このIDを非表示/違反報告)
しな - やった！嬉しいです！気長に待っときます (2023年4月23日 18時) (レス) id: 2d46de6c89 (このIDを非表示/違反報告)
ミーチェ,レーチェル - ありがとうございます (2023年4月23日 18時) (レス) id: 2d46de6c89 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮つゆ(プロフ) - しなさん» 了解です！リクエスト、めっちゃ嬉しいです…！！急いで書きます〜 (2023年4月19日 21時) (レス) @page8 id: 20e42029e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：滓藤琴葉 | 作成日時：2023年4月4日 23時
