【稲荷崎】双子の義妹は恋叶いました【HQ】[完] (ページ10)

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次に目が覚めたのは朝日が昇るま4時過ぎ

雨が夜中まで降っていたのか

キラキラ輝いていた

窓から朝日が見えた

キラキラ赤く黄色くオレンジ

眩い光が溢れ出て

水溜まりはキラキラ揺れていた

｢……しにたくない｣

ぽそりと呟いた

また涙が落ちそうだった

後ろからぎゅっと抱きしめられ

誰もいないと思っていたからびっくりして声が出なかった

北｢すまん。驚かせたな｣

見ると北さんだ

なんでいるの？

思っていた事に気づいたのかゆっくり話し出した

北｢……1人にさせへんよ？……結婚前提に付き合ってください。Aの生涯を俺にくれへんか？俺の時間全てあげる。だから……一緒に生きてくれるか？……あいしてる。｣

｢……っわ、たしは……｣

北｢まだ。まだある。｣

そう静止してポケットから指輪を出した

北｢今はこれ。5年後にはもっとデカいダイヤあげる。だから……俺にキスしてくれへん？なんも言わんと側にいて。｣

｢……っｸﾞｽ……すきです……だいすきですﾋｯｸ……ありが、と……ｳｯ……｣

北｢ちゃうよ、泣かないで。泣くならその涙も俺のや。｣

ちゅっと響いたリップ音

涙、瞼に口付けする北さんに

慌てた

北｢……今日から一生涯俺の。愛しとるよ。｣

ちゅっとまたリップ音と共に唇が重なった

頬に添えられた手は髪を撫で

何度も何度も角度を変え深くキスをした

北さんを見れば銀の髪が朝焼けに光綺麗だった

｢はぁっはぁ……きたさ、ん｣

北｢……ちゃうよ。Aも北になるんやで。｣

｢……し、、信介さんっ//｣

北｢……せや//｣

眉を垂らし優しい顔で笑った信介さんに、私は改めて恋した

｢……だいすきです｣

北｢あいしてる｣

｢……見えなくなってもすきです｣

北｢しっとるよ。俺が見れればええ。｣

｢……後悔しな、、北｢人生で1番の自慢で1番の幸せや。｣……ありがと……｣

北｢……侑はもうええの？｣

｢……憧れでしたから｣

北｢……あげへんけど。俺のや。｣

ぎゅぅっと抱きつく信介さんは可愛かった

｢本当に……だいすき//｣

北｢……//家探そか｣

頷けばまた唇を重ねた

幸せな時間だった