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侑「……A」


名前を呼べばゆっくりこちらをみた


その目は哀しみが溢れ出て


消えてしまいそうで


思わず抱きしめた



治「……A……大丈夫や。大丈夫やから。」


ぎゅっと手を取りガーゼを撫でた



しばらくして


ぽつり話された


「……私の……家はどこ」


思わず目を見開いた



看護婦も、桜木先生も驚いていた



ゆっくり話し出した



「……父からLime来てたの。」


全「……」

「……あの人に会ったのは……5年振りだった。

高2になり母にお供えしただいま母さん。って言って夕飯を作ろうとしていた」


北さんが息を切らし来て一緒に聞いていた

「買い出し行こうって、財布持ってバック持って……玄関に行った。インターホンはは鳴らなかった。


閉めたはずの鍵が開いて



父がいた




侑治の母と。




母の目が見えなくなる前から来なくなり



最後まで母は待っていた。



けど見舞いどころか別れもせず葬儀すら来なかった




再婚?




久しぶりに会ったのに何言ってんの?



仕事?不倫だろ



引越し?



まずその女の人と勝手に帰ってきて
勝手に私と母の過ごした空間に許可なく上がるな



そう思っていた。



上がろうとしたから



ファミレスで話そうよ。




それだけが口から出た」





全員が顔を歪めて聞いていた





私の心の声を




初めて世界に出した心の声を

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waka(プロフ) - 一気読みしてしまいました!!本当に面白かったです!これからも頑張ってください!! (5月5日 16時) (レス) @page37 id: 140287e0ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椎名りら | 作成日時:2023年12月22日 14時

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