【弱ペダ】箱学の鬼が好き (ページ6)

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5. 支えたいのに叶わないページ6

朝練が何時からかは分からずだったが

多分自転車部は早いだろうなと朝5時家を出た

まだ朝日が登らない中

桜道を歩いた

「ケホケホ、、さ、むぃ、、」

朝はまだまだ寒い

喘息が出始め口をタオルで塞いだ

ジャージを羽織道の片隅に腰を掛け息を整えたが

咳が悪化してきた

「ケホケホ、はぁ、はぁ、、ッ、、」

行かないと、、立ち上がり胸が苦しいがゆっくり歩いた

「……はぁはぁ、、ｹﾎ、、」

キキっと自転車の、音がした

「はぁはぁ、、ｯ、､ｹﾎ、､ﾋｭｯ、はぁはぁ」

苦しくて顔をあげれなかった

新「ｯA！！！どーした、、ｯ喘息か？背中乗れ」

「……はぁはぁ、、し、、ｹﾎｺﾞﾎｯ、、はぁはぁ、すみ、、ま、っ、、はぁはぁ、、」

視界が歪み涙が出た

マネージャーどころか、早速迷惑かけている

王者と言われる箱根学園だ

こんなんじゃ足でまといだ

「……はぁはぁ、、ご、め、なさぃ、、ｯ、、」

新「……ｯ……大丈夫だから。。おいで、、自宅1度送る。どこだ？」

歩いてまだ2分

指を指したマンションにおぶられ向かえば

東堂さんが居た

東「A！！！ｯ、、喘息ｯ、、」

急いで部屋に運びソファーに降ろされた

「……はぁはぁ、､ｹﾎ、、そ、っ、、こ、、ｹﾎｺﾞﾎｯ、、」

息が出来ない

苦しくて前かがみになり

指を指した

吸入器

新「ｯ、、これか、」

そして病院と同じ器械を口に当て

息をしたら意識を飛ばしそうだった

「はぁはぁ、、ｹﾎ、、す、みま、せ、、ｯ、、」

ガタン

と手から滑り落ちた呼吸器

私は意識を飛ばしていた

新「ｯA！！」

東「……失神してる。。」

吸入器を口に当てたまま支えた

東「……福に電話してくる。」

新「ぁあ、、頼む」

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新開side

倒れる小さな何かが見えた

自転車で走りよれば真っ白な顔をし、

呼吸が浅いAだった

おぶり、自転車を押してれば尽八がいた

自転車を運んでもらい階を聞き鍵を預かり部屋に入れば物静かな寂しい広い部屋だった

意識を飛ばしたAは泣きながら謝っていた

新「……」

仏壇が見えた

Aのお母さんだろうか

白髪のAにそっくりな綺麗な人だ

機械がなり吸入器が、終わって寝室に運んだ

新「ここか？」

ガチャ

新「ぇ、、ｯ」

Aの寝室には雑誌が沢山あった