34. 新しい家族、ぽんた ページ35
次の日合宿が無事終わり皆にお疲れ様でしたと伝え
そのまま箱根駅近くの盲導犬訓練所に向かった
「うわぁぁあ、、可愛い……」ｷﾞｭ
擦り寄る黒のラブラドールは大人しく甘えん坊だった
施「この子は賢いですよ。前回まで1年老人の方を補助していましたがその方が先日寿命で亡くなり戻ってきました。とても悲しかったのか、しばらくご飯を食べてませんでしたが、、今元気になり、また訓練してます。ﾆｺ」
「……そうなんですね、、なら、、辞めときます。。」
全「「え、、」」
施「え、なぜです？」
「…………傷ついて欲しくないから。。また普通に会いに来ますﾆｺ」
たくさん撫でていつでも毎日でも会いに来てと言われ
施設を後にした
新「……A、、あの子がいいなら、、傍にいろ？」
「……けど、、また近い将来離れちゃうから、、そしたら可哀想。」
新「A、、そんな事言うな。その時が来たら考えればいいだけだ。あの子がおめさんの目になるんだ。信頼関係築ける子を探すのはタイミングも大切だ。」
荒「Aちゃん、、多分あの子は、、もうAチャンを待ってるんじゃないか？なぜ、帰ってしまったのか、、待ってると思うぜ？」
ハッ！として顔を上げれば皆がみていた
そして駐車場からもう一度会いに向かった
施「あ！！」ワンっ！
フリフリと振りながら駆け寄り擦り寄るその子を抱きしめた
「……私は、、長生き出来ないから、、寂しい思いさせちゃうかもだけど、、いいかな？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
くぅーんと擦り寄るその子を撫でれば決意した
「……やっぱり、、この子でお願いします。」
施「はい！ﾆｺ 出ていき、寂しそうにしていたので良かったですﾆｺ 名前はリヒトです。 星って意味です。」
「……リヒト、、素敵な名前だね、、私はたぬきちって付けようとしてたよ、、笑」
全「……ぶフッwww」
施「名前付けても、構いませんよ。このは賢いですから。」
全「「絶対リヒトがいい。笑」」
「たぬきち可愛いじゃん、、それかポンタ」
全「「ぶフッwww」」
そしてポンタを手続きして引き取り、連れかえった
訓練に一緒に1週間通う
「可愛い、、ぽんた、ご飯買って帰ろうね！」ﾆｺ
ワン
真「結局ぽんた、、笑」
新「ぽんたAを頼むな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
ワン！
荒「可愛いなぁ、、」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
東「たぬきちよりはマシだろう、、笑」
全員で撫で回した
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年2月14日 23時
