7. 大きい掌と月島家 ページ8
手を繋いで帰った
「蛍の家は近いの？」
蛍「……まぁ、、近いかな。ケーキ屋から10分くらい」
「方向違うなら大丈夫だよ？」
蛍「暗いし危ないから。A自転車はないの？」
「……ぅん。ないし、、乗ったことない。」
蛍「え、、あー、、そっか。携帯買わないの？」
「……ガラケーならある。通話だけなら。。けど通話料掛かるから学校と仕事以外は使わないかな」
蛍「……番号教えて。俺が掛ける。あと、、ちょっとうち来て、前の端末あげる。」
「え、いいよ、私使い方分からないし」汗
蛍「教えるから。あ、でも遅いと親御さん心配するか」
「……私一人暮らしだから。」ﾆｺ
蛍「……そっか。ならおいで。ご飯も食べていきな。」
明日は土曜日で学校は休み
蛍に手を引かれながらウチから10分くらいの大きい一軒家についた
「……あ、の、、」
ソワソワと落ち着き無くした私に
大丈夫。と手を握り頭を撫でた蛍
私からしたら大豪邸の玄関を開ければ
男性がちょうどリビングらしき所から出てきた
明「蛍おかえ、、り、、え！彼女！？可愛い！めっちゃ可愛い！可愛い弟に可愛い彼女が！かぁさーん！」
蛍「……はぁ、、ごめん、、気にしないで。」
「あの、、こんな時間に、、大丈夫なの？」
ガチャ
母「あらあら可愛い！！どーぞ！あ、泊まっていく？布団、、あら、ごめんね、一緒に寝るわよね//ゆっくりしていってね！あ、そーだ、ご飯は？ほっそいわねぇ〜」
マシンガントークに焦って、、
「あ、あの、お世話になります」
馬鹿みたいな事を口ずさんでいた
蛍「……ぷッw」
母.兄「「可愛い〜！」」
「あ、あの、、まち、、間違え、、ました//お邪魔します、、」
蛍の部屋に案内された
初めて誰かの部屋に来た私はソワソワ落ち着きなく
綺麗な家に居心地が悪かった
けど、蛍の部屋はシンプルで少しすれば落ち着いていた
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月22日 10時
