【月島蛍】苺ショートの時間 (ページ7)

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6. 不器用な優しさページ7

蛍はなぜか怒っている

多分私がボケっとしていたから

蛍「……なんでバイト忙しいのにバレー部？」

「へ、、ぁ、、えと……」

蛍「興味ないなら無理に入ることないデショ。はい。じゃぁね」

ドサッと机に置かれた教材

お礼を言う前に蛍はヘッドホンをして突っ伏してしまった

「……」

やっぱり、、部活を一生懸命やってる人からしたら迷惑な話だよね

涙が落ちない様に

無料チケットに

運んでくれてありがとう

と付箋を付けてそっと隣の席に置いた

外を見た

涙が流れ教材を仕舞い席を立ち教室を出た

武田先生に「やっぱりもう少し入るの考えるので、時間ください。」と伝え、具合悪いので早退しますと言えば心配されたがそのまま学校をでた

重たい教材

フラフラしながら自宅に帰り着けば

ベッドに突っ伏した

携帯を昨日聞かれたが恥ずかしくて持ってないと言った。

未成年でも買えるのか見たら同意書があれば買えるが高い

「……高校、、辞めよかな。。」

行く意味が分からなくなった

就職する為なんだろうが中卒でも働ける場所はある

友達が欲しかった

蛍に言われた言葉にグサグサきて

ずっと頭に響いていた

気づけばバイト時間で泣き腫らした顔を洗い

バイトに向かった

夜22時上がれば

暗闇

自転車なんかないから田舎ならではの暗い道を20分歩く

タッタッタッ

足音がしてビクッとした

怖くなり心臓がバクバクしていた

早足で歩けば

後ろからまた足音と息が聞こえカタカタと震えていた

蛍「A」

「へ、、あ、､ｯｸﾞｽ……」

怖すぎてガタガタ震えて気づけばしゃがんで泣いていた

蛍「っ、、ごめん……びっくりさせたね、ごめんね」ｷﾞｭ

ぎゅうっと抱きしめられ頭を撫でられれば震えは止まっていた

蛍「……今日……ごめん、、本当に酷い言い方した、、」

「……ｸﾞｽ、、ぅ、、だ、いじょ、ぶ……ｸﾞｽ」

蛍「……明らかに無理してるの分かったから……僕が無理に連れて行ったから……ごめんね。。好きな部に入ればいいんだよ。バイトもあるんだから……酷い言い方しか出来なくてごめん。。学校早退したの聞いて、、バイトいるか見に来たら居たから待ってた。。裏口から出たの知らなくて追いかけたから怖がらせた……」

「……ｸﾞｽ……ありがとう、、」ﾆｺ