【月島蛍】苺ショートの時間 (ページ4)

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3. 初めての部活ページ4

今日は入学式だからバイトは入れてない。

唯一部活を見れる日

けど入りたいなと思ってしまったら

後が大変だから

下駄箱に行き今朝頑張った靴入れの下に

少し背を伸ばし上履きを仕舞った

中学も部活は入って居なかった

修学旅行や、林間学校、卒業旅行

どれも行ったことが無い

友達に最初は聞かれ心配されたが

段々と離れて行った

「……」

唯一持った今どき古い携帯

通話だけ使えりゃいんでしょ、自分で払いなさいよ

引っ越しの時渡されたガラケー

「……今どき、、ガラケーって、、笑」

乾いた笑いが出た

皆が羨ましい

当たり前に暖かい日常があって

恋なんかするべきじゃない。

部活なんかする必要ない。

勉強だけしよう。

靴を履き玄関を出ようとしたら

パシっと

掴まれた腕

突然で肩がビクッと揺れた

振り返れば月島蛍がいた

「どしたの？……大丈夫？」

汗をかきながら息を軽く切らす彼にハンカチで額を拭けば

もう片方の手で抑えられた

蛍「……さっき、、嫌味な言い方ごめん。そんなんじゃない。傷つけたなら、、ごめん」

意外な言葉にポカーンとしていた

「……それ、、伝えにきてくれたの？……ありがとうね」ﾆｺ

蛍「……ｯ//」

手を引かれ上履きをまた出され履かされた

「へ！？な、なに？」

靴をとりあえず履き替えれば

月島くんは手を握ったまま私の靴を仕舞い歩き出した

「……あ、あの、、月島くん、、」

蛍「……けい。蛍でいい。」

「……蛍、どこいくの？」

蛍「バレー部」

「へ、、？」

渡り廊下から騒ぐ2人がみえたが

蛍は気にせずズカズカと歩き

体育館の扉をガラガラっと開けた

？「おお！お前が山口が言ってた月島か？」

3年らしき先輩は蛍に繋がれた私が見えていないのか、話していた

チラッと蛍に見られた

蛍「……あの。見学連れてきました。」グイ

「へ、ひゃっ」

いきなり引かれ前のめりになれば蛍に支えられた

菅「あー！俺が花上げた子！祝辞読んでたべ！よくきたなぁ！確かぁ、、A！だべな？」ﾆｶ

澤「ほー、、よくきたな、ゆっくり見て行ってくれ！」ﾆｺ

田「じょ、女子！！かわかわかわいいいい///」

山「ﾆｺ」ﾋﾗﾋﾗ

「あ、あの、、私部活入らないと思います、、見ていいんですか？」

聞けば皆が優しく「「遠慮なく！」」そう言ってくれた

初めて感じる温かさだった