1. 初めての君の笑顔 ページ2
桜がチラチラ散る中
門を潜る
烏野高校
せっかく無事特待生合格したし
バイトしながら頑張ろうと意気込んだ
周りは両親と写真を撮ったりしてる
少しの羨ましさ
下を向き下駄箱に向かう
？「入学おめでとう！花、付けていいかな？」
「……？あ、ありがとうございます、、へへ//」
菅「ん、可愛い可愛い！3-4菅原孝支、バレー部！マネージャーも募集だから見に来てな」ﾆｶ
わしゃわしゃと撫でてくれる手に涙が流れそうだった
心細かった心が解されていく
「……月城A……1-5です。お花ありがとうございました！ﾆｺ」ﾍﾟｺ
お辞儀をして1-5の下駄箱に向かう
名前が書いていた
が、高い……1番上
男女交互なのか、1番上の段に月城と書いてあった
背を伸ばしプルプルと扉を開け
靴を仕舞う
「……っ、、んりゃあぁ、、」
ちょいちょいと指先で靴を押し込んだ
蛍「……ねぇ、そこ僕の場所。君のはココでしょ」
後ろから声がした
ビクッとしてゆっくり後ろを見れば壁
更に上を見たら彼はいた
「へ、、ご、、ごめ、、すぐ出すから！」
よーく見たら月島と書いていた
高すぎて見えなかった、、
最大限に背伸びして
指先で下駄箱を開けれたが腕も足も限界
プルプルしながら必死に靴をつついた
てかこの人取ってくれてもよくない？
なんて理不尽な考えが頭を過ぎったとき
後ろから笑い声がした
蛍「ﾌﾟｸｸｸ……ちっさ、、ｸｽｸｽ」
見れば
先程まで不機嫌そうにしていた顔が
綻んでいて
気づけば
綺麗な顔に見蕩れていた
山「ツッキー、、可哀想だよ、、えと、ごめんね？はい、靴」ﾆｺ
「あ、ありがとうございます。」
蛍「……行くよ山口」
スタスタと歩く月島くんはまた不機嫌そうだった
入学式の挨拶を読むため壇上に上がり挨拶をした
「……1-5 月城A 」
例をして脇の階段を降りれば
グラりと視界が一瞬歪んだ
先生に支えられ外に連れてかれた
保険「大丈夫？確か持病で貧血あるわよね？薬は？」
「あ、、はい、、カバンにあります、、すみません」
涼しい風に当たればだいぶ楽になった
保険の先生に教室ですぐ薬飲む様に言われ先にクラスに送って貰った
カバンから薬をだして吸入と貧血の薬を飲んだ
窓側真ん中の席
外の桜を見ながら校門をみた
誰かの両親達がまだ写真を撮っていた
「……」
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作者名：椎名りら | 作成日時：2024年1月22日 10時
